2013年11月13日(水)
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自動車業界に衝撃をもたらしたというホンダの「N BOX」。もたらしたらしいです、衝撃。免許も持ってない人間なんでよくわかりませんが。
で、この自動車は「地方のヤンキー向け」らしいんですが、そのデザインにあたり、ホンダ社内のデザインチームがしぶったそうだ。
考えてみればホンダの社内デザイナーなんて、ヤンキー文化から最も遠いところに立っている人間なはずだ。武蔵美とか出てるんでしょたぶん。彼らにしてみりゃ確かに「あんたたち向けじゃないんだから『センスのいいデザイン』なんていらないんだよ」っていうのはかなり難しい発注だ。スキル以前にアイデンティティの危機じゃないのか。中学高校時代、スポーツができて女の子にもてるヤンキーを尻目に日陰でじめじめとした青春を送った人間にとっては。
って、ホンダのデザイナーを自分の学生時代と同一視しすぎですか。
で、そんな彼らを説得するために開発チームが用意したという資料が非常に興味深かった(出典はこちら)。
これは効果抜群だ。なにが抜群って、内容じゃなくて「営業さんが作るセンスゼロのパワーポイント丸出し資料」っていうところが。ヘッダーからして「ああ、ほんとセンス必要ないんだな…」ってすごい説得力。 あとそういえば話題騒然だったアメリカ国家安全保障局(NSA)による通信監視問題で、発覚の元となったリーク資料がひどいパワーポイント丸出し資料で、なんか事件の深刻さ以前になんかげんなりした。 (総裁談)
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