2006年11月28日(火) 
 
ここのところにわかに学校でのいじめが、いろいろなメディアで大きく取り上げられている。コメンテーターなどと呼ばれるひとたちの多くが「いじめはなくならない」などとしたり顔で言っているのをよく見かける。

ところでぼくが小学生の時には、教室で事業中なにかをしでかした生徒に対して、先生が「廊下に立たせる」という罰を与えていた。当時子供心にもこの罰はなんとなく腑に落ちなかったが、今あらためて思い出すと罰の与え方として非常にまずいのは明白だ。その子はその間の授業を受けることができないということであり、何かをしでかしがちな子どもに対しては逆効果と言わざるを得ない。

たぶん、こんなひょっとこな罰はもう行われていないだろう。教育の現場は地味だが確実に進化しているのではないか。

また、現在の運動会では棒倒しという競技は行わないと聞いた。危険だからだ。これもぼくが小学生の頃は行われていた。むしろハイライトとして扱われていたのではないか。これに対してもぼくは腑に落ちないものを感じていた。だってあぶないじゃん。どう考えても。

他の「ぼくが小学生の頃はあって腑に落ちなかったもので今はない」ものとしてはプールに入る前の「腰洗い漕」などがあって、そういう話を聞くとニュースで見聞きするより学校は良くなっているんじゃないかと思う。

ぼくが当時理不尽だと思ったことはどんどんなくなっていって、最後にいじめだけが残るのだろうか。

 
 
えー、とくにオチはないです。すまん。

(総裁談)
 
 

2006年11月27日(月) 
 
「はだかになったとき胸を隠すか股間を隠すかで、その女性が処女かどうか分かる」というしょうもない説を聞いた。

思うに正確には「はだかになったとき胸や股間を隠すか相手の目を隠すかで、本当に隠したいのかどうかが分かる」じゃないだろうか。

(総裁談)
 
 

2006年11月26日(日) 
beijing.jpg 350×284 102K
北京のホテル近くの眺め。街中が絶賛工事中。
団地を撮る時間がないのがつらい。

あした、帰国します。

(総裁談)
 
 

2006年11月23日(木) 
 
「つり橋効果」というものがある。揺れるつり橋にいる男女がつり橋の怖さのドキドキと相手に対しての気持ちとを混同し恋に落ちてしまう、というものだ。

これがほんとならいま手がけている会社のプロジェクトメンバーはみんな恋に落ちているはずだ。納期に間に合うだろうかとみんなドキドキしている。「つり橋効果」なんてうそっぱちだ。

北京のホテルから、コラムに名を借りた仕事の愚痴をお送りしました。

(総裁談)
 
 

2006年11月22日(水) 
 
北京に来ています。

普段見ているサイトをこちらで見ると表示されるまでに非常に時間がかかる。デイリーポータルZなどなかなかページが読み込まれない。

検閲などで有名なこの国だ。もしかして監視されているのだろうか。それも人手によって。「どれどれ、こいつはどんなサイトを見ようとしているのだ?って。それで時間がかかるのだろうか。

と思ったら我が「住宅都市整理公団」はあっさりと表示された。

検閲官よ、ちゃんとぼくのサイトも見てくれよ。

(総裁談)
 
 

2006年11月20日(月) 
 
明日から26日まで北京に行ってきます。メールとかうまく受信できないと思います。ぼくに対する思いのたけを早急にぶつけたい方は今夜中にお願いします。

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最近非常に多忙で疲れている。先日はパソコンに向かってこの「カモだより」を書きかけたまま寝てしまった。

そしてふと目が覚めるとそこには「人の数だけ誕生日がある」という一文。

面白い。面白いけど、それはちがう。一瞬「そうかも」って思ったけど、ちがう。

(総裁談)
 
 

2006年11月18日(土) 
 
「あるある大辞典」という番組を久しぶりに見た。

この番組がとりあげる「多くの女性の悩み!その原因と対処法は!」の「原因」にはかならず「ストレス」が入っていると思う。肥満でも、血液ドロドロでも、骨粗鬆症でも肌トラブルでも。かならず「ストレス」が原因のひとつだ。

なのにその対処法として具体的なストレス解消は指南されずに「ココアを飲め」とか言う。

真のストレス解消、「会社を辞める」とか「気ままなひとり旅に出奔する」とか「離婚する」とか、そういうのが一番効くんじゃないかと思う。ココアとか飲んでる場合じゃない。

(総裁談)
 
 

2006年11月15日(水) 
 
スライド&トークショーとちょっとした写真展をやります。場所は名古屋。今年は名古屋づいてますな。

「団地トークショウ&放談2006」 入場無料
2006/12/3(日) 13:00〜16:30 名古屋市都市センター11階

詳しくはこれをご覧ください。

名古屋建築会議が主催する本来とてもまじめな催しにおじゃましてのトークです。いつもどおりのふざけたトークしかできませんので、お気軽にどうぞ。同時開催されるシンポジウム形式のディスカッションにも参加要請されました。建築家の方々や大学の先生方と団地について語り合います。だいじょうぶか。ほんとにだいじょうぶか。

でもだいじょうぶ。今回は心強い援軍がいますので。それはだれか。「団地ナイト2」に出演して頂いた「現役団地住人」:小林さんです。心細かったんで呼んじゃいました。もう安心だ。

名古屋方面にお住まいの方は、ぜひ。

(総裁談)
 
 

2006年11月15日(水) 
 
「♀」というマークはひらがなや漢字などの文字とはかたちの特徴が違うので、日本語の文章の中にあると目立つが、ハングルのなかにあったら目立たないんじゃないかと思う。それとも韓国ではこのマークは使わないのかな。

(総裁談)
 
 

2006年11月13日(月) 
 
先日「今流行っている歌ってなに?」という話題になって全く答えられなかった。おっさんだ。

言い訳として「もはや『これが流行』とかいうメインストリームのものってなくなってきているんじゃないの?」と言いかけて思った。「これが主流というものがない時代」「メガヒットがない時代」「メディアはテレビからwebへ」などとマーケティングの人が言いはじめて久しいが、そういう人たちって年齢的にはおっさんだ。

流行がなくなったんじゃなくて、マーケターと名乗れるぐらいの人は流行が分からないおっさんだ、というだけなんじゃないだろうか。

(総裁談)
 
 

2006年11月09日(木) 
 
今月いっぱい、デイリーポータルZでぼくの作ったカレンダーが紹介されています

デスクトップ団地小

もっと大きいものを、という要望がほうぼうからあったので、カレンダーではないですが、1280×1024の壁紙バージョンを用意しました。上記記事と併せてお楽しみください。

(総裁談)
 
 

2006年11月08日(水) 
 
サンタさんの存在を何歳ぐらいまで信じていたか、という話題がある。

ぼくは生まれてこのかた、幼い頃もサンタさんが実在するなんて思いもしなかったので、信じていたという人がいると驚く。あれは「幼いから」信じるというものではないと思う。

ぼくにとってはサンタの存在よりも、サンタの存在を信じる子どもの存在のほうがファンタジーだ。

(総裁談)
 
 

2006年11月07日(火) 
 
世の中の多くの出来事は「良いと思ったのに実はダメだった」でできているのだと思う。

かねてから【ぬかがっかり】という言葉を友人同士で使っていて、流行らせたいと思っているが、なかなか広まらない。

(総裁談)

2006年11月06日(月) 
 
街はすっかりクリスマス。

どうやらデパートなどではハロウィンが終わったらクリスマスシーズンということになっているらしく、まだ11月始まったばかりなのにもみの木とか立ってる。クリスマス終了までおよそ2ヶ月間クリスマスシーズンか。一年の1/6はクリスマスってことだ。

近年、日本ではあまりなじみのないハロウィンをモチーフとしたイルミネーションや雑貨が売られるようになっているが、あれは「長すぎるクリスマス」を開始端でくいとめるためではないだろうか。なんせハロウィンでももってこないと「夏が終わったらクリスマス」になりかねない。

いっぽうお正月期間はクリスマスが終わってからなので、クリスマスに比べてやたら短い。それはハロウィンとクリスマスの間が開いているのにクリスマスとお正月が接近しすぎているからだ。

長すぎるクリスマス問題の解決のためには、ハロウィンとクリスマスの間にもうひとつ行事が必要だ。小売業界的にはなにか「恋人たちの行事」みたいなのが望まれると思うが、なにかないか。

と思って調べたところ、11月30日が「シルバーラブの日」だった。高齢者の愛の日。これからの日本にはぴったりだと思うが、どうか。

(総裁談)
 
 

2006年11月04日(土) 
 
最近また話題のいじめ問題。この「いじめ」って言葉がどうかと思う。これ正しい日本語なのか。「いじめる」っていう動詞で使うべきじゃないのか。

動詞で使う場合にはその主語を明らかにしないといけないから「いじめ」なんて不自然な名詞(*)にするんだと思う。とりあえず誰が加害者で誰が被害者か言わずに済ませる。それが「いじめ」という言葉だ。

そう、それは「納期に『遅れ』がありまして」という、あれと同じだ。「遅れ」じゃないだろ、誰が遅らしてんだよ。

ぼくだよ。すまん。やっぱ名詞でいいや。

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*クルマのCMでよくある「最新の『走り』があなたをかつてない…云々」も不自然だ。気持ち悪い。
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(総裁談)
 
 


2006年11月03日(金) 
 
デイリーポータルZに「駐車場ミステリーサークル」という記事を書きました。駐車場の入り口にあるあれを鑑賞。ぼく以外にもあれにぐっとくる人がいますように。

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「R25」の女性版が登場したそうだ。その名も「L25」。

R25の25は25歳のことだそうだから、L25の25もそうなのだろう。25歳以上の女性のための雑誌ということか。

それは「25ans(ヴァンサンカン)」だ。

(総裁談)

2006年11月02日(木) 
 
最近のサイトのURLには「www」がない。

ちょっとまえは必ずと言っていいほど「www」があたまについていたように思う。どうしてなくなったのか。

たぶんネット上のほとんどのサイトが「ワールドワイド」なんかじゃないということにみんな気がついたんだと思う。団地のサイトとかな。

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ほぼレギュラー出演しているNHK BS2の「熱中時間」のスペシャル番組が、11月3日(金)の午前10:10〜11:40にNHK総合(ふつうの地上派のNHK)で放送されます。BS2がご覧になれない方は、この機会にぜひ。

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(総裁談)

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