2011年07月26日（火）　 すごく伝わりづらいと思うんだけど、JRの窓口で特急なんかの切符を買うとき。「何駅までですか？」「指定ですか？」など訊きながら、窓口の人がなにやらタッチパネルを操作するじゃないですか。 あの操作の優雅さがすごい。 いや、あれを優雅といっていいのかわからないけど「熟練」としか言いようのない動き。入力のあいまの、レスポンスを待っているときの、ディスプレイの端っこに指をかけて待機しているさままでもが熟練。ああ、伝わらないかなあ。みんないますぐ特急券買いにいってよ。 よく和紙とかお椀なんかの職人が、大量生産品の台頭によっていなくなっているのを惜しむ声がよく聞かれるけど、いずれ自動券売機の台頭によってあの窓口職人もいなくなってしまうのかもしれない、そのときはぼくが後継者育成と保護を訴えよう、などと思いながらそんな窓口の人の手さばきを見てたら、質問聞き逃してしまって「え？なんですか？」って聞き直したら「しょうがねえなあ、この客は」みたいな顔された。やっぱり後継者育成はやーめた。 (総裁談)

2011年07月12日（火）　 携帯電話の料金明細に「ほんらいこれぐらいのパケット代ですよ！」っていう欄がある。定額プランでなかった場合の金額だ。数十万円とかになっててびっくりする。 あれ、なんかいやらしくないか。「ほんらいはこのぐらいいただくべきなんですが…」って言いたい、って以外にあれを表示する意味がわからない。だってこちとら定額プランなんだから。 値札に、いかにも本来の高い値段書いておいてこれ見よがしに横線で消して、やや安い金額を書き加えるセール品みたいだ。ほんとにそっちが本来なの？っていう。 物心ついたときから定額プランがあたりまえの若い人たちにはなおさらそう感じられるだろう。ほんらい、って言われてもなあ、なにこの巨額。って。 あ、あと、同じように物心ついてからデジカメがあたりまえの方々にとってCCDのサイズ表現で「APSサイズ」って言われてもなあ、っていうのもあると思う。APS、ぼくらの世代にとっても微妙だし。もの自体はあっというまになくなったのにこんな形で呼称が生き残るとは。しかもAPSって"Advanced Photo System"の略なのね。アドバンスかー。 (総裁談)

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