2010年10月06日(水)
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東海道新幹線は、あまりに早い段階で「ひかり」の名前を使ってしまったと思う。なんせ物理的に最もスピーディーなのだ、ひかりは。
ひかりより速い新幹線が登場したらどうするのか。ご存じのようにその危惧は現実のものになって久しく、どうするのかと固唾をのんで見守っていたら(うそ。見守ってません)、「のぞみ」ときた。
ポエムだ。物理の限界を詩的表現で超えた。ひかりよりも、のぞみのほうが速いのだ、と。やるな。
で、問題はなくなったわけではない。むしろ技術的な進展とともに問題はインフレ化するのだ。たとえばリニアモーターカーとか実現したらどうするのか。ポエムでしのいだ次はどうするのか。
…という問題を先日友人と議論していたのだが、そこで出た結論はこうだ。「ひかり」よりも「のぞみ」よりも速い、ひらがな3文字。
「うわさ」
うん、これだ。これしかないと思う。
東北新幹線のネーミング募集に「いたこ」で挑戦してやぶれたぼくだが、東海道新幹線で次なる募集があったらこれで挑みたい。「うわさ207号新大阪行き」とかいいな。
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父親に意見を求めたら「あくじ」のほうがいいとのこと。千里を走る。
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(総裁談) | | |