2009年07月15日(水)
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ぼくはいわゆる理系というやつで、高校では数学が大好きだった。
そんなぼくでも、数字上いまだにどうしても混乱することがある。それは、「何日間か」の計算だ。これに混乱するのはぼくだけじゃないと信じているのだが、どうだろう。
具体的にはつぎのようなもの。
「8月1日〜10日」と記されているとき、この期間は何日間か。
これが混乱する。正直に言うと、えーっと、って指で数えちゃう。ほんとに理系か。
長い間なぜ混乱するのか自分でも不思議だったのだが、最近その理由が分かった。それは時間の場合と異なるからだ。
「1時〜10時」と記されているとき、この期間は何時間か。
言いたいことが分かっていただけただろうか。「1日〜10日」は10日間だが、「1時〜10時」は9時間なのだ。表記上同じなのに。これはおかしくないか。だから混乱するんだよ。
「〜○」とある場合のこの後ろの数字が、日にちの場合はその数字を含むのに対し、時間の場合は含まない。表記が同じなのに意味が違うのは良くない。どうしてこんなふうになってしまったのか(*)。
おおざっぱに「〜」とか使うからいけないのだ。後ろの数字が含まれるのであれば「≦10」とすべきで、含まれないなら「<10」とすべきだと思う。かかるように、期間の表記はシステマチックじゃないので良くない、と主張させていただく。
以上、「水曜までに」と言われて水曜日夜に原稿送ったら「水曜までって言ったでしょ」とやんわりたしなめられたことへの言い訳でした。えーと、「水曜まで」って「火曜日中」ってこと?
*なんでかというと時間は連続だが日にちは非連続だからだ。だとすると、時間は微分可能となるわけだが、そうすると日常的な感覚の「〜10時」は「<10」でほんとにいいのか、「〜10時」には「きっかり10時時点」は含まれていないのか。どうなんだ。というか、こんなこと考えてないで、「水曜まで」って言われたら月曜日ぐらいには送れ、って話だ。
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(総裁談) | | |