2006年01月31日(火) 
 
新しいMacの名前が「MacBook Pro」になった。マックユーザーとしてはややがっかりなネーミングだ。

「マックブック」。響きとしては「ヨックモック」とか「ニッカポッカ」とかを連想する。

連想ついでに言うならば「ヨックモック プロ」とか「ニッカポッカ プロ」とかはどうだろう。業務用のヨックモック。それでいうならニッカポッカはわざわざ断るまでもなくそもそも「プロ」仕様だという気がする。

Macよりもニッカポッカのほうが「Pro」にかけては一日の長ありということか。連想が思わぬ事実を明らかにしてしまった。

ひどく酔っているので、ここらへんで。

(総裁談)

2006年01月30日(月) 
 
子供のころ、嘘をつくのが極端に苦手な友人がいた。内心の動揺が全て表情に出てしまうのだ。

たとえばポーカーをやっているときなども、彼の顔を見ていると「あ、ほんとはこいつ弱い手だな」などが一目瞭然でわかってしまう。当時は子供だったから不都合なのはゲームのときぐらいですんだが、大人になったらそうはいかないだろう。見積もりひとつ作るのだってままならない。大丈夫だろうか。中学生のとき以来会っていないが。

ところで、ウルトラマンは3分しか地球にいられないというのは有名な話だ。胸についている「カラータイマー」というやつがタイムリミットが近づくと派手な警告音を発し、点滅を始める。

子供のころから解せなかったのだが、限界が近いことを正直にかつ大々的に知らしめてなにか良いことがあるのだろうか。戦っている怪獣に「そろそろ自分駄目そう」って教えたらむしろ不都合なことが多いのではないか。

先日ウルトラマンの映像を見て、なんとなく嘘がつけないくだんの友人のことを思い出した。




あと、「カラータイマー」って言うほどカラフルじゃない。

(総裁談)

2006年01月29日(日) 
 
学校のテストとかの問題文はなんで高飛車な命令調なんだろう。

「下の問題に答えなさい」とか「○○字以内で答えなさい」とか。問題を出す側だってだけで自分は偉いと勘違いしちゃいないか。もっと丁重にお願いするべきではないかと思う。

これが社会人に対する問題文だったら

「○○様
 お世話になっております。□□です。先日はありがとうございました。
 さて、標記の件、下記の問題にお答えいただけないでしょうか。
 できましたら60分でご回答いただけるとありがたく思います。
 お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。」

とかじゃないとゆるされない。

学生の皆さんは「まともな口の利き方も知らんのか」って問題文をつき返してもいいんじゃないか。

(総裁談)

2006年01月28日(土) 
 
駅で「かいてん、かいてん、ライブドアオート!」っていうコマーシャルソングを大声で繰り返し歌ってはしゃいでいる子供がいた。ぼくを含めてまわりの大人たちの、なんか気まずい感じといったら。

お母さんとおぼしき女性が「やめなさい!」と言うと、こどもは「なんでー?」と訊き返す。

これは子供が発する無邪気な質問の中でもかなり答えにくいものだ。ある意味「赤ちゃんはどこから来るの?」より答えるのが難しい。どうやって説明すればいいのだろう。「風説の流布」とか「粉飾決算」から説明しなくてはならないのか。

いまごろ堀江氏も「コウノトリが運んできた」とか言い訳してるといいなあ、と思った。

(総裁談)

2006年01月26日(木) 
 
会議で「これは良いアイディア!」と思うものを提案するが誰も賛同してくれない、ということはよくある。

でもアイディアを捨てきれなくてほとぼりが冷めた頃に再度提案してみるがやっぱりダメ。で、また少し時間が経った頃に、ということを繰り返しているうちに「それはもう何回も却下しましたよね」と言われてしまったり。

ところでWindowsの漢字変換であるIMEは、いままでふつうだったのにいきなり変な風に変換することがある。それまで「だんち」を「団地」ってふつうに変換してたのにある日突然「弾値」などとご乱心したりするのだ。

なんでいきなりそんな変な変換するんだよ、と思いながら「団地」に変換し直して使っているとそのうち元に戻るのだが、またしばらく経つといきなり「弾値」になったりする。

もしかしたらIMEさんは「だんち」を「弾値」って変換することが「良いアイディア!」だと思ってるんじゃないだろうか。で、いちど却下されてもほとぼりの冷めた頃にまた再提案してみているのかもしれない。なんなんだよむかつくなあ、と思っていたがそう解釈するとなんだかシンパシーを感じる。

(総裁談)

2006年01月21日(土) 
 
今日のデイリーポータルZの特集に「高架下の風景を観賞する」という記事を書きました。高架下にグッとくる人なんていないんだろうな、と思いながら書いたが、このサイトをご覧の皆さんなら賛同してくれそうな気がする。そう思うと、ほんといいサイトだと思う。住宅都市整理公団。

(総裁談)
 

2006年01月15日(日) 
 
少子化が問題になる時代が来るとは思わなかった。ぼくの記憶では小中学校の社会科授業では「人口爆発」が問題になっていた。食糧危機とか。

それがどうだ。自分が子供を持つ世代になってみたら、人口を増やすことを奨励される状況だ。聞いてた話と全然違う(*1)

当時理系嫌いの友人が「因数分解とか生きていく上で必要のないことばかり教える学問、それが数学だ」と言っていたが、少なくとも数学は「十数年経ったら全然逆だった」なんて嘘は教えない学問だと思う。

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*1
とはいえ、これは日本を始め一部の国のはなしで、世界全体で見たらやっぱり人口が多すぎることが問題なんだろうけど。

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(総裁談)
 

2006年01月13日(金) 
 
先日、わざわざオフィスの廊下のすみっこで電話している人を見かけた。

会社では自分の座席からの離れ具合で、その電話が私用かどうかが測れると思う(*1)

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*1
GPS携帯電話にそういう判別機能が搭載されることもあり得る。

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(総裁談)
 

2006年01月11日(水) 
 
取引先の部長さんの言うことがいちいち詩的で意味が分からない。「そう、それはたとえば風のような」とか言ったりする。

相手は偉い人なので、はあ、とか愛想笑いを浮かべて相づちを打ったりするが、これが新人サラリーマンだったら即刻会議室から退場を命じられるんじゃないかと思う。

ところで、季節もむすっかり冬。夜空の星々が綺麗だ。星に関してまえから不思議なのは、星座のかたちがぜんぜんそうは見えないということ。有名なオリオン座もどこらへんがどうオリオンなんだか。

たぶん大昔、いちいち詩的なことを言う偉い人が星を見て「そう、あれはたとえば乙女のようだ」とか言って、まわりにいたぼくみたいな人がしょうがないから「はあ」とか相づちを打ち、結果後生まで残っちゃったんだと思う。

ぼくも後生の人々のために、明日あたりくだんの部長さんに、なに言ってんだバカ、とか言った方が良いのかもしれない。

(総裁談)
 

2006年01月08日(日) 
 
昨日7日付けデイリーポータルZ「ホームレスの家を鑑賞する」という記事を書きました。デリケートなテーマで非難を浴びそうですが、これをきっかけにホームレスの存在自体に関心を持つ人がひとりでもいればぼくの勝ち、と思ったり思わなかったり。

(総裁談)
 

2006年01月07日(土) 
 
実のない会議で、全然関係ない別のことをやっていることがある。メールチェックしたり思いついたことメモしてみたり。まじめに議事録とかとっている振りをして。

タクシーの運転手がクリップボードにはさんだ紙に何か書き込んだりするが、あれもまじめに何か記録してる振りしてぜんぜん関係ないことをやっていたりするんじゃないかと思う。だってGPSも無線も何もかもそろっているこのご時勢、自己申告でしかも手書きで何か記録ってありえない。

何書いてるんだろう。ポエムとかかな。タクシードライバーの憂鬱、とかそんな感じの。

(総裁談)
 

2006年01月06日(金) 
 
12/31のカモだよりで「ノーネクタイ、ノー上着」と「No music, No life」について書いた。英語で「No ○○, No □□」って言ったら「○○なき□□はありえない」という意味になるんじゃないのか、という苦言だ。英語詳しくないから知らないけど。というか苦言だったのか、あれは。

ネットオークションでよく使われる「ノームレーム、ノーリターン」という言葉も同じような言葉だ。これも「No music, No life」に準じていえば「クレームなしのリターンはありえない」「クレームがないんだったらリターンするな」という意味になってしまうのではないか。

「クレームがないんだったらリターンするな」。出品者の言いたい趣旨とは違うが、間違っちゃいない。

(総裁談)
 

2006年01月04日(水) 
 
やたらと横文字を使いたがる人がいる。「ワーキンググループメンバー全員のコンセンサスが必要」とか。「合意」とかでいいじゃん。なんでわざわざ「コンセンサス」。

テレビドラマの最後によく「この物語はフィクションです」と出てくるが、子供のころ「フィクション」と「ノンフィクション」、どちらが実話でどちらが創作なのかがよく区別がつかなくなった。

考えてみればこれも別に「フィクション」なんて横文字使わずに「この物語は嘘っこです」とかでいいんじゃないかと思う。

(総裁談)
 
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【おしらせ】

この「カモだより」を更新するのに使っていた@niftyのcgiサービスが終了するとのことで、更新の仕組みを変えました。表示に時間がかかったり、過去の記事が読みづらいと思いますが、暫定措置ですのでご容赦ください。いずれ快適なものにします。

昨年までの「カモだより」は一番下のリンクからどうぞ
 

2006年01月03日(火) 
 
正月番組で中村獅童さん見た。ぼくの予想では、この人は今年あたり絵を描き始めると思う。

たぶん、最終的に藤井フミヤになっていくのではないか。中村獅童。

(総裁談)

2006年01月02日(月) 
 
今日のデイリーポータルZ「2006年のカレンダーを作る」というのを書いています。作るプロセスを1日かけて公開・更新中。だいたい1時間に1回は更新します。最期はこのサイトご覧の皆さんなら納得のオチにもってく予定。

(総裁談)
 
 

2006年01月01日(日) 
 
お正月ということで、朝からビールとお酒を飲んだ。いわゆるお屠蘇だ。

普段は使わないちゃんとしたグラスを棚の奥から引っ張り出してきて、カチンと乾杯をする。今年もよろしく。

で、食事の後洗い物をしていて思ったのだが、このグラスというやつはちゃんとしてものであればあるほど洗った後の水滴の跡が気になる。水あかってやつかな。

で、紙ナプキンとかクロスでグラスを磨くんだけど、こんなの最近のテクノロジーでどうにかなりそうなものなのに、と毎年正月に思う。ナノテクとかで。

洗った後磨かなくても後一つないピカピカのグラステクノロジー。そうはならないのはバーテンのためだと思う。あの人たちはバーのカウンターの後ろで閑さえあればグラスを磨いているが、あれをなくしちゃったらやることがなくなっちゃうから。

(総裁談)
 
 

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