2010年04月12日(月)
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ぼくがこどものころ、テレビで「いじわるばあさん」の実写版をやっていた。
当時はなにも思わず見ていたのだが、主役であるところのいじわるばあさん役を、なぜか青島幸男氏がやっていた。男なのに。
後の第13代東京都知事のいじわるばあさんっぷりはあまり記憶にない。しかし、なんとなく「おばあさん役をやる男性」というのはいまでもありなんじゃないかと思う。いわゆる女形とは異なるジャンルとして定着してもよいのではないか。
しかし、その後「おばあさん役をやる男性」はあらわれず、時代のあだ花であったか、と思っていたところ、ここへきて意外なかたちで再登場した。これだ。
先週、博多へ行ったさい電車内の中吊り広告でみかけたもの。とうとう原作者自らおばあちゃん役。
しかし、どうなんだろう。待ち望んだ「おばあさん役をやる男性」ではあるが、島田洋七氏が青島幸男氏の後継者というのにはどこかむずむずする納得のいかなさがある。なんでだかは自分でも分からないけど。
調べたところ、テレビドラマ版「佐賀のがばいばあちゃん」では泉ピン子氏が主演だったそうだ。
彼女のほうがよっぽど「おばあさん役をやる男性」としてしっくりくる。女だけど。
(総裁談) | | |