2007年05月28日(月) 
 
すこしまえ「モスキート音」というのが話題になった。若者には聞こえるが、中年には聞こえないという高周波の音だ。高周波の音は歳をとると聞きにくくなるため20代後半以降の大人には聞こえないらしい。

大人には聞こえない音。しかし、会社にいると逆に大人にしか聞こえない音のほうが多いことに気がつく。たとえば偉い部長とかが「例のアレの件は、しかるべく対処して置くように。分かるな?」とか言ったときにその音が出ている。

ぼくなんかにはさっぱりどうしていいんだか分からないが、大人な先輩たちには分かっちゃうのだ。部長から「大人にしか聞こえない音」が出ているとしか思えない(*1)。「モスキート音」ならぬ「分かってまっしゃろ音」だ(*2)

ちなみにぼくはモスキート音も分かってまっしゃろ音も聞こえない。若者以上、大人未満だ。だめじゃん。

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*1 耳の後ろあたりから出ているのではないかと推測する。
*2 政治家が料亭で指を立てながら「まあ、二本で手を打ちましょう」とかいうときも、この「分かってまっしゃろ音」が出ていると思われる。二十万?二百万?もしかして二千万?ぼくにはわかんない。

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(総裁談)
 
 

2007年05月27日(日) 
 
混んでいる飲食店で「相席でもいいですか」と聞かれることがある。

自分が後から来た場合、つまり既に誰かのいる席に入っていく立場の場合、断ることがある。席が空くのを待ったり、他の店に行ったりするわけだ。しかし、逆のケースで自分が先に席に着いている場合は断ることはない。このケースで断るのは狭量だと思うからだ。そういう人は多いと思う。

お願いされる方とする方での、この非対称性。これはまるで恋愛のようだ。



って、書いてみて、なにかうまいこと言った気になってたが何も言っていない事に気がついた。というか、ぜんぜん恋愛と関係ないじゃん。なにが「ようだ」だよ。

(総裁談)
 
 

2007年05月23日(水) 
 
よく聞く怪談話に

夜、真っ暗な四角い部屋の四つ角にそれぞれ1人ずつ、計4人がいる。ひとりが壁伝いに歩いて次の角にいる人間にタッチする。タッチされた人は次の角に向かって同じように壁伝いに歩いて行き、そこにいる人にタッチする。同様に繰り返していくと4人目が次の角に着いたとき…

というのがある。

そこにいないはずの人にタッチして2周目が始まる、というものなのだが、何が不思議って、一番不思議なのは、そんなことができる「四つ角にも壁にも何も置いていない部屋」の存在だと思う。デスクぐらい置こうよ。

(総裁談)
 
 

2007年05月21日(月) 
 
「そんなたった一回でいい人なんて見つからない」
「何人もの人を渡り歩いて、自分に合ういい人を見つけられる」
「わたしは合わなかったらすぐ次の人に乗り換える」

オフィスで上記のような会話を真剣にしている女性たち。よく聞いてみたら美容師のはなしだった。

「美容師選びは、まるで恋人選びのようだ」と言おうと思ったが、これは軽くセクハラなんじゃないかと思って思いとどまった。おじさんになったな、と思う。

とか言いながらここに書いてしまったら思いとどまった意味がないような気もする。軽いセクハラコラム「カモだより」へようこそ。

(総裁談)
 
 

2007年05月18日(金) 
 
ひさしぶりに「共食いキャラクター」を更新しました。あと「なんで廃墟」も。

(総裁談)
 
 

2007年05月17日(木) 
 
「十中八九」という慣用句がありますが。

「十中八九大丈夫」と言われたらそれはほんらい「かなり安心して良い」という意味のはずだが、考えてみたら1〜2割の割合でダメなのだ。かなりの高ダメ確率だ。安心できない。

こういう考え方はよく言われる、半分の酒が入っている酒瓶を前に「まだ酒が半分も入っている」と考えるのか「もう酒が半分しか残っていない」と考えるのか、というあれに近い。つまり受け取り方の問題だと。

しかしこの「十中八九大丈夫」がそういう受け取り方の問題を越えて、ほんとうにダメそうだと思うのは「八九」の部分だ。なんでそんなあいまいなのか。8と9じゃずいぶん違う。ダメ確率は2倍違う。これは明らかになにかごまかそうとしているときの言い方だ。ほんとは9割ぐらいの確率でダメなのが真相ではないかと思う。

(総裁談)
 
 

2007年05月14日(月) 
 
「熱中生活」にお越しいただいたみなさん、ありがとうございました。楽しかったよね、すごいひとがいっぱいいて。

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小松菜の名前の由来をご存じだろうか。江戸川区にある小松の地名から来ているそうだ。

徳川吉宗がその小松あたりで小松菜をたべたところおいしかったので「これはなんというものだ」とたずねた。そうしたら地元民は「とくに名前はついてないです」と答え、するとじゃあここの地名とって、これからは小松菜とよぶようにしよう、となった、という話だ。

どこかで聞いた話だ。

こういう
・よそ者が来て感動して名前を聞く
・地元民は「いや、名前ないです」とか答える
という構造の話。

似たような話を一緒にしたら面白いと思う。

徳川吉宗が小松菜をたべたところおいしかったので「これはなんというものだ」とたずねた。そうしたら地元民は「カンガルー」と答えたので、この菜っ葉の名前はカンガルーになった。

とか。

で、お城に戻っておいしかったあの菜っ葉をもう一度食べたいと思って所望したら、あんまりおいしくなくて一言「やっぱりカンガルーは目黒に限る」とか。

(総裁談)
 
 

2007年05月12日(土) 
 
強風のため首都圏の電車のいくつかが運転見合わせしていた。

強いとはいえ、風が吹いて止まるとは、意外に鉄道とは脆弱なものだと思った。

風の谷のナウシカに武蔵野線が出てこない理由が分かった。

(総裁談)
 
 

2007年05月11日(金) 
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本日5/11(金)と明後日の13(日)に「熱中生活フェスタ」に出演します。

11(金)は、12:30からのステージで「熱中時間」に出演されたすごい趣味の方々を紹介します。個人的には「局めぐ」の方が楽しみ。団地のスライドショーもちょこっとだけします。

13日の15:00からのステージは、狛犬の鼻を採取する人と一緒に神社めぐりをした様子をスライドショーでレポート。これはなかなか面白いよ。だって「狛犬の鼻を採取する」って。やらないよな、そんなこと。ふつう。

そのほかいろいろあります。詳しくはこちら

あ、あと夜はタモリ倶楽部だ。

(総裁談)
 
 

2007年05月10日(木) 
 
ぼくはどうやら会議やプレゼンテーションでの発言を、イベントなどでの発言と混同しているらしい。どういう場であれ「人前でしゃべるからにはウケなきゃ」と思っているふしがある。でも別に部長とか笑かさなくてもいいのだ。最近気がついた。

プレゼンの最後などで「ご静聴ありがとうございました」という人をみると、ウケなかったことへの自虐ネタか、といつも思ってしまう。

こんどウケなかったイベントの最後で言ってみようか、「ご静聴ありがとうございました」。

(総裁談)
 
 

2007年05月08日(火) 
 
会社ではよく「バーチャル組織」というものができる。

実際の部署として設立するのではなく、あるプロジェクトに対していろいろな部署にいる人たちが兼任する形で組むチームだ。

これがなかなかうまく機能しない。やっぱり同じオフィスで毎日顔合わせてないとなかなか。

組織とは名乗っているものの、実質的には特に組織の体はなしていない。まるで「帰宅部」のような感じだ、と思った。あれ、「部」じゃないよね。なんであんな言い方するんだろう。

(総裁談)

 
 

2007年05月06日(日) 
 
なんでか廃墟で撮影したグラビアを集め始めました。「なんで廃墟」。なんで廃墟グラビアを見つけたらお知らせください。

ほんと、なんで廃墟なんでしょうね。

(総裁談)
 
 

2007年05月04日(金) 
ちょう素敵なサイトが立ち上がりました。
「がらり〜換気口鑑賞団〜」

作者のプロフィールの「好きな女子アナはNHKの首藤アナ(身長147cm)」という部分が気にかかりますが、それはさておき。

こういうサイト立ち上げる暇をもたらす、という意味で連休とは実に意義深いものなのだと思います。みんな見てみて。ていうか、見ろ。

(総裁談)
 
 

2007年05月02日(水) 
 
「床にモノを散らかすのは日本だけ」という記事を見た(*)。床とテーブルの上の区別は靴を脱ぐ国とそうでない国とでは違うのかもしれない。そういえば海外ドラマでは買い物袋を必ずテーブルとかキッチンカウンターの上に置いている気がする。「フレンズ」とか「フルハウス」とか「ビバリーヒルズ青春白書」とかが参考資料ですが。日本だと床に置いちゃうよね。

ていう話を父にしたら「そのわりには靴のままベッドに乗ったりするけどな」と言った。そうだ、これも海外ドラマでそういうシーンを見た気がする。「ドギーハウザー」とかが参考資料ですが。

「そういえばアメリカのポルノではベッドの上で靴履いたままだったりするしな」とも言っていた。そうだそうだ、参考資料は(略)。

父とこういうざっくばらんな話ができるたびに、大人になってよかったな、と思います。

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*この「Excite Bit」に書いておられる田幸和歌子さんの記事はいつもとても面白いです。
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(総裁談)
 
 

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