2009年02月28日(土) 
 
「いい顔してる」という表現には気をつけたほうがいい。

この評価、美人・美男子にはほとんど使われない。そういう「いい」ではないらしいのだ。使いなよねえ、美人に。「いい」つってんだから。

まれに容姿端麗な男女に使われることもあるが、たいてい破顔して崩れた表情になっている場合だ。欺瞞だと思う。

かくのごとく、さして顔の造作の良くない人間にやむなく使用されることが多いこの「いい顔してる」。「いい体してるねえ」という表現が、公には実際にスタイルの良い女性に向かって発せられることはなく、ほとんど自衛隊勧誘のシチュエーションでしか使われないのと似ている。うそ。似てない。ていうか、自衛隊ってほんとにそういう勧誘してるのかな。

同様に「きれいな目をしてる」も水晶体の濁りなどについて言及しているわけではないことが多い。なんか、真っ直ぐで一途な正確をした人をそう呼ぶらしいよ。まどろっこしいよ。

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DPZに「東京の真ん中に不思議なダンジョンがある」という記事を書きましたよ。また高架下の話です。本日の高架下鑑賞ツアーでもここ通る予定です。

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(総裁談)
 
 

2009年02月24日(火) 
 
以前もカモだよりで書いたと思うが、ゴキブリ退治商品のイラストには問題があると思う。

ものによっては非常にリアルにかの昆虫が描かれている。あれ、よくない。あいつらが苦手で見るのもいやだからこの商品を買いたいのに、手に取るのもはばかられるリアリズム。何たる仕打ち。あれはもっと抽象化すべきだ。というか、描かなくていい。人はなんのために言語を手に入れたのか。

見習うべきは生理用品のコマーシャルだ。いわゆる「オリモノ」がブルーの液体で表現される。あれ考えた人すごい。吸水性をアピールしたいところだが、リアリズムな色ではお茶の間に放送するにはばかられるし、透明な水ではいまひとつ視覚的なわかりやすさに欠ける。結果、ブルーの液体。すごい。ゴキブリ退治商品のパッケージデザイナーは学ぶべきことが多いと思う。

もうひとつ、抽象化というか表現を改めるべきだと思うのは、花粉情報の色だ。この時期、天気予報の最後にでてくる地域別の花粉飛散量予報。量が多いと真っ赤になる。ぼくは幸い花粉症ではないが、重症の人は、あの赤を見ただけでくしゃみが止まらなくなるのではないか。

(総裁談)

2009年02月19日(木) 
 
マイケル・ジャクソンの有名なアルバム「スリラー」に"The girl is mine"という曲がある。アルバムタイトル曲である"Thriller"の前に置かれているわりには、なんだかほのぼのした曲だ。



この曲、Paul McCartneyとのデュエットなのだが、歌詞を聴いてもらうとなんだかすごい。だって、一人の女の子を巡って、よりによってあのポールとマイケルが恋のさや当てを演じているのだ。なんでこのふたり。もうちょっとマシな人選があるのではないか。金目当てとしか思えないぞその女の子。

しまいにゃメロディなしで途中に二人の言い合いが入る。曰く、「ねえ、マイケル、彼女はぼくのこと愛してるって言ってたよ。時間無駄にしない方がよくない?」「いやいや、彼女はもうぼく以外の人なんか愛せないって言ってたよ、ポール」と、こういった感じ。率直に言って、きもい。

たぶんこの子、どっちも好きじゃなかったと思う。いずれにせよ1982年の話だ。その後ポールはふたりめの奥さんと離婚した際、約47億円の慰謝料を支払った。マイケルときたら、どうもそもそも女性には興味がなさそうだ。

どこのどなたかか存じ上げないが、この子に振られた痛手がふたりにこういった結末をもたらしたんならすごいと思う。


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さて、最近くびったけの高架下建築ですが、ついに本になります。

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「高架下建築」1,785円 洋泉社

大阪、兵庫、東京と、日本の主要な高架下建築は完全網羅。今回は夢中になって撮りすぎたので選ぶのたいへんでした。

発売は3月4日。なんだかとてもかわいらしい本になったので、ぜひ見てみてください。


で、発売記念として新宿のジュンク堂でイベントやります。

『高架下建築』(洋泉社)発売記念
"めくるめく高架下建築の世界へ!"
2009年3月5日(木)19:00〜(開場18:30)
ジュンク堂新宿店 8階
¥1000(1ドリンク付)
定員40名
受付:7Fカウンター or 電話予約(03‐5363‐1300)
くわしくはこちら

平日なのが残念ですが、仕事早めに切り上げてお越しください。

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(総裁談)
 
 

2009年02月10日(火) 
テレビで西田敏行氏が、往年の名曲「もしもピアノが弾けたなら」を歌っていた。

調べたところ西田氏は1981年にこの曲で紅白歌合戦に出場している。

弾けたなら、と言い続けはや28年。思い立って練習していれば十分弾きこなせる年月だ。こうなると彼はほんとうは弾く気はないのだと思わざるを得ない。

しかし、多くの人がこの「○○できたらいいなー」といいつつまったく着手しないまま、という状況にはシンパシーを感じるのではないか。ぼくも「クルマの運転できたらいいなー」と思いつつはや十数年だ。

昨年なくなった阿久悠氏作詞のこの歌、一見恋の歌のようだが、実は意志の弱さを歌ったものなのだと思う。

(総裁談)
 
 

2009年02月09日(月) 

昨日のカモだよりに関して、いくつかメールをいただいた。ありがとうございます。

みなさん口をそろえて「ぐるぐる回すやり方でちゃんとトンボは捕れるよ!」とおっしゃる。

ああ、でもそうすると、じゃあ胸部のふくらみも揉めばいい、ってことになるのでいかんよ。それはいかん。誤解しないよう注意したい。

というか、やっぱり喩えが悪いってことだ。すまん。

(総裁談)
 
 

2009年02月08日(日) 
 
トンボをつかまえる方法のひとつとして、目の前で指をグルグル回す、というのがよく知られている。

あれ、ほんとか。

なんか「目が大きいから目を回しやすいんじゃね?」っていう牧歌的な思いつきであるような気がしてならない。

たとえば、人間で言えば、そう、人間で言えば、えーと、人間がほかの生き物に比べて大きいものって、なんだっけ。

ああ、そうだ、女性の胸部のふくらみだ。あれは他の動物と比べると、体長・体長との比でいうときわめて大きい。まあ、人間の個体によって差があり、そのことが人類社会においてこれまで多くの議論を呼んできたことはよく知られているが、それでも。

「トンボの目は大きいから目の前で指をグルグル回せばよい」っていう単純な論法は「人間の女性の胸部のふくらみは大きいので、揉むと良い」っていう思いこみと同じだと思う。

決してサンプル数が大きいとはいえないぼくの女性との、なんだ、その、この件に関連する経験からいうと、あのものの扱いはそんなに単純なものではない。一般的にいろいろと手順やらコツやらが必要で、さらにいうならそのような取り扱い行為自体が必要でないケースすらある。

つまり、トンボ捕獲法における「目の前でグルグル」は迷信ではないか。

っていうことを説明しようと思ってたのになんか話の方向がおかしくなってしまった。すまん。出直してくる。

(総裁談)
 
 

2009年02月06日(金) 
 
勤めを辞めて、いちおう"フォトグラファー"と呼ばれてよいであろう人生をはじめて2年弱。勤めていたのは大企業だったが、親兄弟には辞めるときには何も言われなかった。まあ、べつにねえ、いい歳だし。

ところが、昨日急に母が「あんた、写真家だっていうなら気をつけなさいよ」と言いだした。

なんだなんだ何の話だ、と思ってきいてたら、曰く

「最近ニュースで、フリーカメラマンが女の子を自宅に連れ込んでヘンなことする、っていうのがはやってるらしいから」

とのこと。

えーと、何にどう気をつければいいのでしょうか。というか、誰の心配をしているのでしょうか。

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先日お知らせした高架下建築のサイトをはじめた、という話ですが、開設を記念して(だれも記念してくれないので自分で記念する)、高架下建築を鑑賞するツアーを行います。

2009年2月28日(土) 13:00にJR総武線浅草橋駅の東口改札集合
参加してくれる人はdanchimania@gmail.comにメールください。


コースは、高架下建築のエルドラドである浅草橋から秋葉原を経由して神田、余力があれば有楽町、新橋まで。高架下建築協会長イチ押しのコース。とくにクライマックスではこういうものも見ることができる(写真クリックすると無駄に大きくご覧いただけます)↓

これ、いまのうち見に行っとかないとそろそろ取り壊されるとおもう。

あとは神田の今川小路も今のうち。↓


みなさん、ぜひ。

(総裁談)
 
 

2009年02月04日(水) 
 
昨晩追い出された鬼たちへ居場所を提供する「鬼村」を日比谷公園に作ったらどうだろうか。

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さて、告知することがありました。下記イベントにまた出演します。

madori

ほんと、なんだかんだですでに4回目。場所もいつものお台場カルチャーカルチャー。

もちろん主演は間取り図大好き!コミュ主宰の森岡さん。そしてDPZライター仲間の大塚さん。

*チケット、今日現在あと20枚ぐらいだそうです。

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(総裁談)
 
 

2009年02月03日(火) 
 
以前、デイリーポータルZで高架下の記事を2回ほど書いた。「高架下建築を鑑賞する」、「中津の高架下がすごい

いまだその興奮冷めやらぬ、なのだ。で、サイトを作った。最近サイト作りすぎかも。

koka

この「住宅都市整理公団」からはじまり、ジャンクションサイトも名前を「日本ジャンクション公団」とかいうふうにしちゃったので、ひっこみがつかなくなってこの高架下建築サイトも「日本高架下建築協会」だ。いや、ひっこみとかべつにないはずだけどな。

写真は大量にとってあるのでこつこつとがんばって更新するよ。

(総裁談)
 
 

2009年02月01日(日) 
 
麻生首相のしゃべり方って、都々逸っぽい。なんか抑揚がはっきりしすぎてる。あれに伴奏を付けることができるんじゃないか、と思っていたら。



ブッシュでやってる人がいた。すげー。

(総裁談)
 
 

2009年02月01日(日) 
 
2月13日(金)にBS11で放送するという番組への出演依頼がメールできた。で、ぜひお話をうかがいたい旨の返事をしたら、それっきり無視されている。

テレビの人たちって、こういう失礼な対応よくするので、またかと思って見れば、番組名は「オタイジリー」。

ちがった。失礼なんじゃなかった。出演依頼プロセスからすでにイジリがはじまっていたということだ。やられた。

このあとこのイジリをどう収めるのか不明だが、バラエティ番組もネクストステージに移行したと見える。今後が楽しみだ。

(総裁談)
 
 

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