2007年03月29日(木) 
鎌倉幕府ができた年号の覚え方は、数ある語呂合わせの中でも有名なものだろう。「良い国(1192)作ろう」というやつだ。

学生の頃はこうやって必死に年号を覚えたものだが、今思うにもっとおおざっぱで良いのではないかと思う。つまり「鎌倉幕府ができたのは12世紀の終わり頃」ていどでよいのではないか。一般教養としてはそれだけで充分だと思うのだ。

そもそも「1192年」だっておおざっぱだ。だって何月何日に成立したのかまでは覚えないものだろう。調べたら7月12日だった。さらに言うならそれは何時何分何十秒だったのか。そこまで覚えてこそはじめて正確というべきではないか。なんか小学生のケンカみたいだが。

そこまでは覚えきれないからおおざっぱで良い、という意味では円周率だってそうだ。「3.14」で全く問題ない。仮に半径1メートルの円を描こうという場合、3.14で計算したときとちゃんとした円周率で計算した場合とでは円周にして3ミリ程度しか違わない。日常ではこんなの誤差だ。日常で半径1メートルの円を描くシチュエーションは思い浮かばないが。

算数の世界でもこんななのだから、年号なんてぜんぶ「○○世紀」で良いと思う。さらに言うなら、円周率が「π」で示されるように鎌倉幕府の年号も月日時分秒まで合わせて「k」とかに置き換えちゃえ。

(総裁談)
 
 

2007年03月28日(水) 
 
工場でのあいさつは「こんにちは」でも「おつかれさま」でもなく「ご安全に」だ。これは製造の現場でもっとも大切なのが安全だからだろう。あいさつというより祈りに近いかもしれない。あいさつとして何を祈るかを考えると、その業種の特徴が見えてくるはずだ。

だとしたらシステムエンジニアは「お休みなさい」だと思う。

(総裁談)
 
 

2007年03月27日(火) 
 
「カンチ、セックスしよう」のセリフで有名なトレンディドラマ「東京ラブストーリー」。

ドラマもマンガも見たことないので知らないのだが、こう言われてカンチなる人物はセックスしたのだろうか。

いかにもバブル時代のあだ花といった風情のこのドラマ。カンチがどう出たかがバブルと現在を分ける分水嶺になると思う。


自分で言ってて意味がさっぱり分からない。

(総裁談)
 
 

2007年03月23日(金) 
 
ぼくは団地を見に行ったり、工場を見に行ったり、ゴルフ練習場を見に行ったりと、比較的頻繁に自分の住む街ではないところに出かける日々を送っている。

これらの街の特徴は、とくに観光名所だったりビジネス街だったりはしないので、そこにお住まいのかた以外は訪れる可能性が少ない、というもので、そういう街にふらりと行くと何が起こるかというと、市議会議員に立候補しているひとのビラを渡されたりとか、美容室のクーポン券を配られたりとか、そういう目にあう。

いや、ぼくはここの住民じゃないからそういうの渡されても困るから、といつも思う。21世紀になってはや6年あまり。道行く人が地元住民かどうかを見分けられる仕組みがあってもいいんじゃないかと思う。IT技術とかで。そのためだったら個人情報渡してもいいよ。

(総裁談)
 
 

2007年03月22日(木) 
 
子供の頃、友達の家に行ったら居間や個室のドアノブにカバーがしてあって驚いた。

円筒形の握り手を持って回すタイプの昔ながらのドアノブに、布でできたカバーをするとどうなるか。するすると滑ってドアが開けられなくなる。ドアノブを手の汚れから守るのと引き換えに、友人一家は「ドアをスムーズに開けられる」という大きなものを失っていたと思う。

一時期はやっていたように思えるこのドアノブカバー。最近は見かけない。何年かかかってようやくみんな気がついたんだと思う。ノブにはカバーをするべきではない、と。

暗いニュースを見聞きするたびに、このドアノブカバーの衰退を思い起こし「人は過ちを起こすが、それでも少しずつ世の中はまともな方向へ向かっているのだ」と思うことにしています(*)


---
あと、その友人の家のトイレにはスリッパもあった。あれもいらないよなあ、と思っていた。だって、普通の家庭のトイレってそんなに広くないから履いた状態から一歩も動かなくて、それってなんか変だし、だいたいトイレの床ってそんなに汚いか?
---

(総裁談)

2007年03月16日(金) 
 
長寿番組「世界の車窓から」。世界中のステキな場所に行って取材をするクルーはさぞかし楽しいだろうな、といつも思う。

一方、ナレーターのひとは、さもそのステキな現場に実際行ったかようにしゃべってるんだろうと思うと気の毒になる。実際はきっと薄暗いスタジオで収録してるんだろう。

ナレーター側にシンパシーを感じる。いま、ぼくはそういう精神状況にあります。

---

デイリーポータルZに「工場デート」という記事を書きましたよ。

2007年03月13日(火) 
mixiのマイミク申請の際の例文が気になる。

申請する方:
「先日はメールで面白い話をありがとうございました。
改めてマイミクシィに加えさせていただきたいと思ってます。よろしくです」

受ける方:
「こんにちは、○○です。早速追加させていただきました。
今後とも宜しくお願いいたします」

どうやら申請した方が目上っぽいが、ふたりはどういう関係なのだろうか。「よろしくです」って。

(総裁談)
 
 

2007年03月06日(火) 
 
「かあさんが夜なべをして手袋編んでくれた」という歌がある。

子を思う母の愛を表現したものとされているが、ほんとうにそうか。なぜ夜なべをしなければならなかったのか。一夜で手袋を納品しなければならない状況というのはあまり想像できない。これはスケジュール管理が甘かったのではないか。ここで描写されているのは母の愛ではなく、「追い詰められるまで着手しない母」の姿なのではないか。

ただ、ただでさえ家事で忙しいところへ、営業が現場無視でむちゃな仕事を取ってきてしまい、押しこまれた結果の夜なべという可能性も捨てきれない。よくある話だ。ぼくの身の回りでもよく見かける。充分な結合テストもできないままの納品。バグだらけになるのは必至だ。

だとしたら、それはそれで涙なくしては聞くことができない歌だ。かわいそうな母さん。

(総裁談)
 
 

2007年03月05日(月) 
 
友人が「親子丼という名前はおかしい」説を唱えていた。

曰く、鮭とイクラ。鶏肉と卵。たしかに大人と子供ではあるが、そこにはほんとうに血縁関係はあるのか。血縁関係が証明されてこその「親子丼」なのではないか。

なるほど。気がつかなかった。親子丼ではなく「大人と子供丼」あたりであるべきか。

「だってさ、自分が子供で、そこらへんのおっさんといっしょにご飯の上にのせられて『親子丼』って言われたらむかつくでしょ?」

いや、むかつくとかいうまえにご飯にのせられちゃうのがやだ。

(総裁談)
 
 

2007年03月02日(金) 
 
「川渡しパズル」と呼ばれるクイズがある。たとえばオオカミとヤギとキャベツを船に乗せて向こう岸に渡さなければならないのだが、舟には1つしか積めない。自分ががいないと、オオカミはヤギを、ヤギはキャベツを食べてしまう。さあ、どうやって運ぶか。などという問題だ。

このクイズの登場キャラクターにはバリエーションがあって、やきもちやきの夫がいる2組の夫婦とか、人のオークと3人のホビット、とか。

子どもの頃はこの川渡しパズルを解くのに夢中になったものだが、いま夢中になるとしたら登場人物を考えることにではないか。A部長と仲の悪いB部長と、その部下達、とか。シニカルな大人の楽しみだと思う。

ただし、仲の悪い部長達は、向こう岸に無事に渡った後であろうといつでもどんな状況でもケンカを始めるのでパズルにならない。まったくあいつらオオカミ、いや、キャベツ以下だよ。

(総裁談)
 
 

2007年03月01日(木) 
 
本屋に行くと便意を催す、という人は多い。ぼくもそうだ。

本屋といえばいまやオンラインストアが隆盛だが、画面を見ていたらうんこしたくなった、となったらAmazonも本屋として一人前なんだと思う。

(総裁談)
 
 

2006年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2007年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2008年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2009年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2010年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2011年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2012年01月 02月 03月 04月 05月 08月 09月 10月 12月 
2013年01月 02月 06月 07月 11月 12月 
2014年03月 04月 10月 11月 12月 
2015年01月 02月 04月 06月 10月 
2016年01月 06月 07月