2008年01月10日(木)
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「球は体積に対して表面積が最も小さくなる形だ」ということを知ったときは面白いなあと思った。小学生の頃だったと思う。
しかしなぜかこれを逆に思い出すことがしばしばあった。つまり「球は体積に対して表面積が大きい形だっけ?」と。1秒ぐらいですぐに正しい方を思い出せるのだが。こういうことってよくある。単純な二者択一なのにいつまでたっても覚えられない、ということ。
そして我ながら自分の脳みそは面白いなあ、と思うのだが、この解決策としていつしか次のようなイメージを思い浮かべるようになった。
「太っている人はやせている人より丸みを帯びている。つまり球体に近い。そして太っている人はたいてい暑がりだ。それは表面積が小さいため放熱がうまくいっていない可能性が高い。つまり、球は表面積が小さい。Q.E.D.」
いやいや「Q.E.D.」じゃねえよ。
いやはや、この連想による記憶方法にはいろいろ問題がある。まず致命的な問題はまわりくどいということだ。こんなんだったらそもそも「球は体積に対して表面積が最も小さくなる形だ」を覚える方が簡単なはずだ。ぼくの脳みそは何をやっているんだ。
第二に太っている人が暑がりであることと表面積が小さいことによる放熱の小ささとのあいだにほんとうに上記のような関係があるのかはなはだ怪しいということだ。(もし勝手に考えたこの仮説が正しいのだとしたら、人間はどんどん尖っていくように太ればいいのに。表面積増えるから。多少気持ち悪いけど)
あとは、太っている人に失礼ということだ。
(総裁談) | | |