総裁ひとり旅(上海出張編)-5


経済発展も善し悪しだ。

「あちゃー」な感じは万国共通

長年団地マニアをやっていてたびたび尋ねられるのが「団地」と「マンション」ってどう違うんですか?、という質問だ。たいていの場合「ぼくが好きなのが団地。そうじゃないのはマンション」とか適当に答えている。俺がルールだ。「総裁」だし。

少なくとも80年代以降に民間を事業開発主体として建てられた物件は好きじゃない。なんつうか、エスプリとかエレガントさってもんがないんよなー。あいつら。

今まで紹介してきた上海の団地も比較的古いものばかりだ。しかし、市内には最近建てられた、または現在建設中の「マンション」も至る所にある。そしてそれらは日本のもの以上に「やっちまった感」満載のものだ。

ていうか、ある意味「確かに『マンション』てこういうことだよな」と思わせられる下品きわまりないお城タイプがわんさか。ラブホかと思ったよ。どんな一人っ子政策だ。

 

 


古いタイプ。中央上部の司令塔が往年の共産体制を分かりや
すく表現。

 

まだまだ 現役

一方、こういう古いタイプもまだまだ現役。色あせたときの古ぼけ感を前提とした褐色のカラーリングも見事だ。

悠久の歴史を誇る中華民国。経済発展に浮かれずに、こういう伝統はしっかりと守っていただきたい。

 
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