総裁ひとり旅(上海出張編)-9
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やっぱりあったか 今回の「総裁ぶらりひとり旅」のハイライトがここだ。見渡す限りの高層団地。これだけの規模の縦長団地が続く風景は日本ではあまりお目にかかれないので、みなさんにも見ていただきたい。迷惑ですか。 ぜったいここ、いまだかつて日本人観光客来たこと無いはず、と思わせる環境だった。高速道路の高架が脇を走り、基本的に団地しかない。総裁、ものすごく場違い。 今まで紹介してきた物件は比較的中心部からそう離れていない場所にあったのだが、ここはめ ずらしく団地だけの街だった。全体的に雰囲気も暗く、団地マニアにはおなじみのあの感じがした。「あの」って言われても困ると思いますが。 総裁の権限を行使し、ここを「上海の高島平」と呼ばせていただく。 |
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もう、なんだか興奮気味でお腹痛い 高島平団地を90度回転させて置いたらちょうどこんな感じになると思う。とにかくこの高さはすごい。高島平団地は一時期、自殺の名所となってしまい、今ではあらゆる開口部に格子がはめられているが、いっそのことここまで高層にしてしまえば恐くて自殺もできないんじゃないだろうか。 海外視察をもとにした企画提案、ってこんな感じですかね。 |
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ありがとう、上海の高島平。 上の団地の裏側がこんな感じ。これまた表裏でメリハリのある物件だ。 すごく場違いな日本人が「あー」とか「おー」とか「腹いてえ」とか「でもトイレどこにあるのかなあ」とか言いながらカメラ片手に街をうろつく。最初は街ゆく人々のいぶかしげな視線に恐る恐るだったぼくも、こんなにステキな団地の前では、もうそんなことは良いじゃないか、ぼくらはみんな同じ地球の団地マニアさ!という気持ちになることができた。何か間違ってますかね。 とにかく、一つ言えるのは海外旅行とかいってもあんまり積極的に観光とかしなかったぼくが、今回必要以上にアグレッシブに行動できたのは、団地への情熱故である。ありがとう、団地。うまくまとまらないので、なんとなく感動的かと思われる言葉で締めくくって終わりにしたい。ていうか、もう一回Nとちゃんと撮影しに行きたいと思いますので、また。 |
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