2002/10/31  

ジャニーズのアイドル、嵐があの八潮団地を舞台にした映画に主演したらしい。

タイトルは「ピカ☆ンチ」
「誰もが通り過ぎる“ピカイチ”で“ハレンチ”な、ちょっとせつない青春時代を、斬新な映像たっぷりに描いた、青春ムービー」らしい。

我々も幾度となく足を運んだ八潮団地。せつない思い出はいっぱいあるが、かき集めたところで青春ムービーにならなそう。

是非、映画をみたいのだが、タイトルが気になる。ハレンチさを「☆」で表現しているところが憎らしいが、ダンチと書くのが恥ずかしくて隠したと言う説もある。ちょっとせつなくても、青春ムービーでもいいから堂々と「ピカダンチ」としてほしかった。

(N談)


2002/10/31  

ちょっと前の話ですが、元ドリカムの西川という人が覚せい剤取締法違反で再逮捕されたそうだ。下はそのときの記事。

『警視庁渋谷署は人気グループ「DREAMS COME TRUE」(ドリカム)の元メンバー、西川隆宏容疑者を覚せい剤取締法違反容疑(使用)で逮捕した』

この記事を見ていて、どうやら「覚せい剤取締法違反」にはいくつか種類があるようだ、ということに気がついた。

西川容疑者の場合は「覚せい剤取締法違反容疑(使用)」で、記憶に新しい田代まさしの場合は「覚せい剤取締法違反容疑(所持)」

他にも「覚せい剤取締法違反容疑(譲渡)」「覚せい剤取締法違反容疑(譲り受け)」とかあるようだ。

ていうか、こうなると記事中の「「DREAMS COME TRUE」(ドリカム)」ていうのも何かの罪っぽい(*1)。「「DREAMS COME TRUE」(所持)」とか。


あるいは「覚せい剤取締法違反容疑(ドリカム)」とか。



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*1
普通、註なら「ドリカム」(DREAMS COME TRUE)だろうに。ていうか、それ以前に「人気グループ」ていうのもどうかと。

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(総裁談)



2002/10/29  

折り紙は、鶴にしても船にしても、実物とはかなりかけ離れた形をしている。

同じ紙芸の切り紙と比べて写実性に欠ける折り紙。「一度も切れ目を入れていないんだよ」と済ますこともできるだろう。しかし、それでよいのだろうか?

それでも、端から写実性など度外視した折り紙がある。「やっこさん」だ。
だれなんだ、あんた?問うたとことろで、話題に上がるだけで正体を現さないやっこさん。

名前を忘れられ、やっこさん呼ばわりされることで実体との決別をした「やっこさん」は折り紙の中の折り紙だと思う。

(N談)


2002/10/28  

今日帰りの電車で見かけた人の話を。

見るからに酔っぱらい。車両に乗り込んだ時点でかなりのグロッキー。なのに、よせばいいのに鞄から本を取りだし読み始める。そう、それは「ハリーポッターと炎のゴブレット」。

そんな状態で本読んでだいじょうぶかいと思っていたら、案の定、新小岩駅で気持ち悪くなって下車。口から別のモノも下車。ゲシャッ、って感じ。

そういうえばこの前は山手線で絵に描いたようなコギャルが3人でそれぞれ「ハリーポッターと炎のゴブレット」を読んでいたのを見かけた。ベストセラーになるっていうのはこういうことか、と思った。コギャルと酔っぱらいに支持されるまで「住宅都市整理公団」もがんばろうと思った。


酔っぱらいには「ゴブレット」あたりが良くなかったのではないかと。
(明日の「かもだより」は今日のこの文章の「海辺のカフカ版」をお送りします)

(総裁談)



2002/10/27  

会社の近くの電柱に「鬱で悩んでいるのはあなただけではない!」というチラシが貼ってあった。鬱の方々には頼もしい一言だとは思うが、そこに載っているのは太宰治の写真。いや、たしかにそうだけど、太宰も仲間って言われても。

で、今日見つけたのが下のとあるバナー広告。鬱で悩んでいる人相手に「デジカメ当たる」て。


いったい鬱業界はどうなっているのか、心配です。泥棒に追い銭、ってこういうことか(*1)


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*1
全然違う。

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(総裁談)




2002/10/27  

会社でとある営業さんが「学校で教わった机上の空論なんて、実際のビジネスの現場じゃ役に立たないよ」と言っているのを耳にした。

ところで「巡回セールスマン問題(TSP:Traveling Salesman Problem)」という数学上の問題があるのをご存じだろうか。ぼくは大学生の時この問題を知った。「n人のお客さん全てを一回ずつ経由して巡回する際に、移動距離が最小になる経路を求める」という問題だ。計算幾何分野で最もメジャーな問題だそうだ。効率のよい配達経路を考えるのは結構大変なのだ、ということだ。

しかし、実際の営業さんは、お客さんを回るときには移動距離を最小にしたりしない。むしろ、移動距離をなるべく大きくする(*1)



確かに学校で教わったことと、実際のビジネスの現場は違う(*2)


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*1
これを「遠回りセールスマン問題(TSP:Tohmawaling Salesman Problem)」と呼びたい。

*2
特に行動予定表に「直帰」と書かれた金曜日の午後は違う。

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(総裁談)



2002/10/26  

「WORLD TANK MUSEUM」(略してWTM)が雑誌に紹介されていた。

戦車のおまけが付いてくるお菓子で、最近話題の食玩らしい。

注目すべき点はこの手の商品で敬遠される同種のおまけの重複、ダブリに関して、「ダブリ同士4つで1小隊が編成できる」独自の価値観を提案している所だそうだ。

思い出すのは都営辰巳1丁目アパート。確か86棟で形成される団地だ。

「ダブリ86個で一団地ができる」もはや3つや4つのダブリはどうでもよくなってくる。ひたすらダブリを求めて食玩を買い続けることで出来上がる都営辰巳1丁目アパート。

戦後、団地が作られた勢いはこんな感じだったのかもしれない。

(N談)


2002/10/24  

久々に兄にあった。

長いことあっていないと会話もぎこちない。
それで、健康の話とかをする。
兄が「運動しているか?」とか「有酸素運動しないとダメだぞ」と訳の分からない兄貴風を吹かせているのにつき合いながら、自分は運動しているか考えてみた。

テニスとかサッカーなどはしていないが、ほぼ毎日、反復運動していることに気が付いた。
出かけに忘れ物に気づき何度も玄関を往復したり、会社で貧乏ゆすりをしたり、マックがフリーズしたときにやたらダブルクリックしたりしている。

これらは有酸素運動なんだろうか?

(N談)

2002/10/23  

ある仕事を頼まれた。メールで依頼されたのだが、その本文の締めくくりが「ヨロシク」だった。

ヨロシク。なぜにカタカナ。

カタカナにすることに、ある種のニュアンスを込めているのだと思われる。このメールの場合は、ある種の親しみが込められているのだろう。てんで効果ないですが。

この手の「カタカナによるニュアンス添加、ところが失敗」という例はちまたに多くある。

「腕に覚えアリ」
「管理人のヒトリゴト」

とか。前者はまったくその腕前を信用する気になれないし、後者なんかgoogleで検索したら206件もヒットした(*1)

そんななか例外的に、確実に「ある種のニュアンス」が加えられているのは「画面はハメコミ合成です」ていうやつだ。ハメコミ。

どんなニュアンスかはうまく説明ができないです。大人なら何となく分かると思う(*2)

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*1
ヒットしたもののうち一番トップのもの、すなわち最も「管理人がヒトリゴトを言っている」サイトを見たところ「誰か、私のために手を貸してください〜〜〜」とあった。

*2
ここで「オトナ」と表記すると良いのだと思う。

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(総裁談)





2002/10/22  

「電子ブロック」を手にいれた。

コンデンサーや抵抗が入ったブロックを組み合わせるとラジオやモールス通信機が作れ電気回路を楽しく学習できる玩具だ。

子供の頃、友達の電子ブロックで遊んで以来、忘れていたが今年2002年、復刻版として販売された。

説明書を読むと「うそ発見機」も作れるらしい。
解説には「友達にコードの先を握ってもらい楽しく利用してみてください」と書いてある。
うそ発見機にかける時点でもう友達ではないのではないかと思いながら組み立ててみる。

組み立てて思ったのが、目の前に友達がいないことだ。30にもなると電子ブロックで一緒に遊んでくれる友達はもはやいない。

うそ発見機を使用する前に自分を偽っていた事に気がつく。

(N談)


2002/10/20  

大学生のとき高校の同級生から連絡があり、食事をしたことろ、新興宗教の勧誘だったことがある。

働くようになって、別の知人からの連絡で会ったところネズミ講のセミナーに連れて行かれたことがある。

先日、会社の年輩の女性から同じような話をきいた。何とはなしに集められたが、同窓会は先月あったばかり、旧友の一人にこの集まりの趣旨を問うた所、その中のひとりが市議会議員の選挙に立候補するとのこと。

公示前なので同窓会の体裁をとっていたらしい。

知人からのしばらくぶりの連絡と切り出しづらい話題。世代ごとに巧みになり裏で動くお金も大きくなっている気がする。

もっとも、一番感じるのは「自分が歳をとった」ということなんだろう。

(N談)


2002/10/19  

電車の中で隣にいるサラリーマン2人が「リピーター確保」について議論していた。

ところで「たまごくらぶ」という雑誌がある。妊娠したての女性が読む雑誌だ。一般的に雑誌が成り立つかどうかは、定期購読してくれる人がいるかどうかにかかっていると聞いたことがあるが、この雑誌を定期的に講読する人っているのだろうか。
妊娠初期の頃は一ヵ月ごとにかなり体調が変化してしまうのではないか。そうだとすると月刊誌であるたまごくらぶがリピーターを確保するのは大変なのではないだろうか。

つまり妊娠三か月目の人が読んでためになる内容の月があったとすると、リピーターを確保しようとしたら次の月の号の内容は妊娠四か月目の人向けじゃなければならない。でもそうやって月を追って内容を変えていくと、その進行と一致して妊娠を進行させている人にしか役に立たない。

同じように不思議なのは「ゼクシィ」という結婚情報誌だ。どうやって月刊としてやっていくのだろうか。しかも両誌とも、うまくリピーターがついたとしても一年以上読み続けることはなさそうだ。

でもぼくは公団が発行している入居希望者向けの雑誌は定期講読したいと思っている。この雑誌もリピーター確保は難しそうなんだが、こうやって定期購読希望の人間がいる。ということは結論としては、世の中には結婚準備マニアや妊娠初期マニアが大勢いるってことか。


ていうか、妊娠初期マニアって何だ。

(総裁談)



2002/10/17  

元建設相に対する汚職事件で中尾栄一被告に実刑判決がでた。

政界とのコネクションの弱い中堅ゼネコン若築建設は公共工事などで有利な計らいを要請。

これに対して、中尾被告側は選挙などの苦戦を理由に「片手(五百万円)ほどお願いしたい」とわいろを要求。これを五千万円と勘違いなどして六千万円のわいろを中尾被告に渡した事件だ。

先週末、京都にいった際、いわゆる老舗旅館に泊まってみた。
こういう所では仲居さんに「心付け」をするらしいが、なにしろ初めてなのではっきりした金額がわからない。

とりあえず、形から入ろうと歩地袋を買って行くことにした。そこで、「心付け」について聞くと「5百円?千円ぐらいかな?」と頼りない。このいきさつを言い訳に心付け千円を仲居さんに渡した。
あとで調べたら二千円が相場だという。

若築建設も僕も恥ずかしい思いをしたのは確かなはず。
慣れないことはよした方がいいという教訓。っていうか「片手」とか「心」とかでなく、はっきり金額を言ってほしい。

(N談)


2002/10/17  

先日、会社ででどんなに説明をされても理解できないことがあったので「じゃあ、それは動物に例えると何ですか」と聞いてみた(*1)

以前にも書いたが、じつは生まれてこのかた投票をしたことがない。投票って、日曜でしょ?だいたい団地に行っているしね。

言い訳としては「誰に投票してよいのか見当がつかない」というのがある。それぞれの立候補者に関する情報がないのだ。ま、調べる気があれば簡単に知ることができるんでしょうけどね。ITとか駆使して。

でも、調べたところで、政策とか言われてもよく分からない。いっそのこと、立候補者を動物に例えるという方法はどうだろうか。選挙ポスターやテレビなど名前が出る時は必ず最後に動物名を入れるよう義務づけるのだ。

「佐藤邦彦:郵政事業の一部民営化には反対[イヌ(ポメラニアン)]」

とかいうふうに(*2)。動物じゃいまいちピンとこないという人もいるだろうから、理想的には投票者の嗜好に基づいた例え方を選択できるべきだと思う。


もちろん、ぼくとしては是非団地に例えてもらいたい。でもなー、「平井七丁目団地」と「高島平団地」とか言われても、どちらに投票すべきか悩んじゃう(*3)。どっちもステキ。


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*1
相手はちょっと考えて「レッサーパンダ」と言った。謎は深まるばかりだ。

*2
公正をきすためには利害の無い第三者の格付け機関に例えてもらう必要があると思われる。

*3
前者は基本を踏まえつつ、要所に独自性をもった左派。後者は保守。ハト派というのだろうか?確かに高島平には鳩が多いけど。
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(総裁談)



2002/10/15  

東京都は「ヘブンアーティスト」という、駅や公園などの公共空間で、大道芸などのパフォーマンスを行うことを認めるライセンス制度をはじめている。

ところで02/10/03の「かもだより」で、東金のゴルフ場で石田純一が息子の「罰ゲーム」を発表したと書いた。そのおなじ純一がまたもやゴルフ場で今度は婚約宣言したそうだ。
http://www.zakzak.co.jp/top-xus/top2002100702.html

いつからゴルフ場はこういう発表の場になってしまったのだろうか。

「ヘブンアーティスト」制度が適用される場所の一つとして、団地マニアの聖地、光が丘公園が含まれており、許可されるパフォーマンスは「ジャンルを問わない」という。


団地マニアとしては、今後の純一のパフォーマンスに目を光らせておこうと思う(*1)


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*1
とりあえず、肩にトレーナーかけてる人物に要注意だ。

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(総裁談)




2002/10/14  

金曜の夜は連休の前日ということで、そこかしこでたくさんの酔っ払いを見た。駅では、足腰の立たなくなったへべれけのサラリーマンが、必死に立ち上がろうとしていた。

ぼくはなんとなく、生まれたばかりの子鹿が立ち上がろうとしては失敗するさまを連想したのだが、そのときちょうどそばを通りかかった数人の女の子たちは、狂牛病の牛みたいだ、と言っていた。


自分は、いまだにどうもサラリーマンになじめないと思っていたが、ぼくもそれなりにサラリーマンにシンパシーを感じているのかもしれない、と思った。

(総裁談)



2002/10/14  

居酒屋で飲んでいて、出世魚であるブリの出世の順番とその名前の変化についてちょっとした議論になったことがある。ハマチがブリの出世以前のどこかの段階であることは分かっているのだが、それ以外の名前と順番が分からない。「地方によって呼び方も違うらしい」という未確認情報も飛び交い、事態は紛糾する一方だった。

「出世魚じゃなくて、同じように段階がはっきりしないものって、ありますよね」
「たとえば?」
「あの、イノブタとかイノイノブタとか」
「「イノ」が多く入っているほどイノシシの血統が強いだけじゃないの、それは」
「あー、そういうの他にもあった」
「あれだよ、鉛筆の硬さ」
「ああー、それそれ。HとかHHBとかHBBとかHBとか」

上記のような議論の末、ブリの出世については、鉛筆の硬さにあやかって

2H→H→HHB→HB→HBB→B→2B

とするよう、各方面に提案したい。つまり「H」はハマチ、「B」はブリで、2Bは最も出世した段階で一番「ブリ度」が高い。ブリブリ。このネーミングシステムならいくらでも出世できる。ISOにしてもらいたいぐらいだ。


「でも、たしか「F」ってありましたよね?」



余計なこと言うな。


(総裁談)



2002/10/13  

団地に興味があって、と言ったら「団地っ子なんですか?」と言われた。


ところで「はーるになれーばー」ていう童謡がある。その歌詞の中に「どじょっ子だのふなっ子だの」という部分がある。どちらもドジョウの子供、フナの子供、という意味だろう。しかし似たような言葉である「甥っ子」「おばあちゃんっ子」は「甥の子供」「おばあちゃんの子供」という意味ではない。「カギっ子」や「もやしっ子」もそういう意味ではない。「ちびっこ」もそうだ。「パリっ子」「江戸っ子」あたりは微妙なところだ。

しかし、ここで問題にしたいのは「ふじっこ」だ。お豆さん。いや、フレンドリーさを演出する意味において「っこ」を名乗ること自体は問題ではないが、会社名の英語表記が「Fujicco Co.,Ltd」ドメインは「fujicco.co.jp」であることはいかがなものかと思う。

以前のコラムで(*1)「rumico」、そして我らが「CODAN」など「c」の功罪について語らせていただいたが、日本語の乱れもいよいよ民間企業レベル、あるいは食卓レベルになってきたということか。

試しに「danchicco」と綴ってみた。団地っ子という響きが本来が持つネガティブな要素がちょっと和らぐ感じはする。「c」を使ってしまうこと、それは本来の響きに自信がないことの現れなのではないだろうか。

そういう意味では「rumico」はいたしかたない気がするが(*2)、「ふじっこ」および公団にはもっと誇りと自信を持っていただきたいと思う。



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*1
2002/07/02参照

*2
というか、そんなことで何かが回復するようなレベルではない。

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(総裁談)



2002/10/12  

テレビにスピッツというバンドの人が出ていた。

インタビューの中で、「作詞は簡単にいえばコラージュみたいなものですね」と話していた。

側で見ていた母親が「コラーゲン?コーサジュ?ちがうの?難しいわね」といっていた。

音楽に疎い上、作詞をしたこともないが、「作詞って簡単にいえばコサージュみたいなものですね」といわれたら「あぁワンポイントなんだ」と納得してしまいそうだ。

(N談)


2002/10/10  

記者会見で福田官房長官が赤い羽根をつけて話をしていた。

ふと、赤い羽根の有効期限が気になった。
募金をした証の赤い羽根。立派な行為は認めるが、あんまり引きずるのも考え物だ。
というか赤い羽根を胸に付けている様子そのものが奇妙な光景だ。

ところで、あの羽根は中国の食用のニワトリの羽根を赤くそめて作っているらしい。
そういうことなら「どうせ、食用のニワトリのだから」と半日ぐらいではずせそうだ。

また、世界の30ヵ国以上で行われている赤い羽根募金だが、実際に赤い羽根を使っているのは日本と南アフリカだけだそうだ。

文字通り赤い羽根を配ってしまうのはなんとも頭が悪い。他の国も教えてくれれば良いのに、赤い羽根じゃなくて輪ゴムとかでもいいと。こういう事って言い出しづらいのだろうか。今後の南アフリカの出方を見守りたい。

(N談)


2002/10/10  

昨日、「マネーゲーム」と称して、リスト上の数人の銀行口座に一定のお金を振り込んだ後、リストの最上位者を削除して、下位の者の順番を繰り上げ、自らが最下位の位置に参加して、これをインターネットのダイレクトメール等で多数人に送りつけて勧誘するという、いわゆるネズミ講のスパムメールがきた。


ところで、「イノセント・ボーイズ」という映画のキャストにキーラン・カルキンという名前があるのを発見した。また、「サイン」という映画には「ロリ・カルキン」という名前が。もしや、と思って調べてみたら、あのマコーレー・カルキンの兄弟らしい。あらためて見てみれば、キーランもロリもマコーレーを彷彿とさせる顔立ちで、なんだか嫌な感じがした。なんでだか分からないけど。

さらに調べると、マコーレーには最終的になんと6人も兄弟がいることも判明。この調子で映画という映画にマコーレーを彷彿とさせる顔立ちが出てくるようになったらどうしよう。

そして、さらに調べたらマコーレーは結婚していることも分かった。「まあ、いつのまに大きくなったのねえ」っていう親戚のおばちゃんの気分だ。安達祐実写真集とか。

というか、マコーレーが7人子供を作ったら、どうしよう。



「無限連鎖講の防止に関する法律」は重要だと思った。


(総裁談)



2002/10/08  

日曜日、久しぶりに総裁と団地の写真を撮りにいった。

団地をちょっと廻ったら、コーヒーが飲みたくなる。久しぶりでも、すぐコーヒー屋に入ってしまうのはいつもの団地巡りスタイル。「体が覚えている」ってこんな感じだろうか?

コーヒー店でどの豆で頼もうかと考えあぐねていると、店の人から参考にと「自分探しの旅〜珈琲編〜」と書かれた豆選びに関する情報が記された紙をもらう。よく物をなくして、探しものばかりしているが、自分は未だ探したことがない。

探してみることにした。
でも、ひとりで自分探しをするのもなんなので、お供をつれてgoogleで探してみた。

「自分探し」を「ダンディ」と 101件

「自分探し」を「カモ」と 254件

「自分探し」を「団地」と 322件

相棒がいいのか結構な数の自分を発見できた。
なかでも「団地」とは相性が良い。団地を撮り続けてきたのは間違えではなかったと解釈して自分探しは卒業としたい。

(N談)



2002/10/07  

先日、会社の人に「福岡の天神って、東京で言ったらどこ?」って聞かれた。


ところで、イギリスの心理学の博士が「世界で最もおもしろいジョーク」のオンライン調査をしたそうだ(*1)。サイトを訪れた人に好きなジョークをエントリーしてもらい、同時に人気投票にかけて結果を出したとか。70ヵ国から4万件もの応募があったそうだ。

で、1位になったのが下のジョーク。

 「米ニュージャージー州のハンター2人が狩りに出た。1人が木から落ちてしまった。仰天した連れのハンターが携帯電話で『息がない』と緊急通報した。救急隊のオペレーターが『落ち着いて。大丈夫。まず死んでるのか確かめなさい』と声をかける。一瞬の静寂後、オペレーターの耳に1発の銃声。続いて、『死んでる。これからどうしたらいいの?』というハンターの声が響いた」

ほほー、これが世界一にねえ。ま、こんなもんでしょ、欧米人のジョークなんて。

と思っていたら、その博士の談によると、世界を広く旅行して実地調査したが、どこの国でもジョークを見つけることは容易だったのに、唯一日本では、ジョークの習慣自体を見出すことが非常に難しく、日本人はジョークを解さない、とのこと。

そりゃあ、こんなものを「ジョーク」って言うんなら、ほとんどの日本人は「ジョークを解さない」でしょうよ。

ぼくは自分の書いた「かもだより」をそんなに面白いものだとは思っていないが、それでも上記の「ジョーク」をここに書いたら皆さんは二度と見てくれなくなるだろうと思う。

でも、日本語に訳してしまったばっかりに面白く感じられなくなっている可能性もある。たとえば、なんでニュージャージーなのか。そこがおもしろポイントなのかもしれない。そう思ってニュージャージーについて調べてみた。

すると、「ニュージャージーについて」(*2)というサイトによるとニュージャージーは「日本で言うと東京の陰に隠れている千葉県」とのこと。さっそく変えてみよう。


「千葉県のハンター2人が狩りに出た」


微妙。


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*1
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20021004207.html

*2
http://explorer.road.jp/us/nj/jersey.html

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(総裁談)





2002/10/06  

総裁ひとり旅/後編を更新しました。
お楽しみ下さい。

(N談)


2002/10/05  

ほったらかしにしてあった仕事が、気がつけばやっかいなことになって、それでも手をつけたくないので見ないふりをして、ますます大変なことになってしまって、ということはないでしょうか。引き出しの中に給食の残りのパンを入れて腐らせてしまうタイプ。

拉致問題も、20年近くほったらかしにされていた問題なわけだが、そういう意味でちょっと気持ちが分かる気がする。

また、北朝鮮側の、拉致された人たちの墓はのきなみ洪水で流された、という発表も、「もうちょっとマシな言い訳はないのか」という点で「あれー、何回か電話したんですけどねー」とか「いやー、事故で車が混んじゃって」とか、ぼくにとってはなじみが深い。


子供のころは、政治家って、さぞかし優秀な人たちがなるものだろうと思っていたが、今回の一連のことで、ぼくも政治家になれるんじゃないかという気がしてきた。「ほったらかし」なら任せて欲しい。

(総裁談)



2002/10/05  

麻薬取締法違反で有罪になった、いしだ壱成が、父親の石田純一の脚本・監督する映画で芸能界に復帰するらしい。息子の芸能界復帰の手助けといたところか。

でもなー、石田純一の脚本・監督かー。それって、復帰の手助け、っていうより罰ゲームみたいなものなんじゃないだろうか(*1)


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*1
しかもこのニュース、「千葉・東金市で行われた、第28回 平尾昌晃プロ・アマチャリティゴルフトーナメントで石田純一が告白」とのこと。「東金市」ってところがまた微妙にしょぼい感じで、罰ゲームとして徹底している感じがした。

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(総裁談)




2002/10/04  

ニュージーランド・ウェリントンで「パーフェクトな女性」を選ぶ大会が10月下旬に催されるらしい。

完璧とは無縁に過ごしてきた自分だが、とはいえ、どんな人が一番「パーフェクトな女性」になるのか興味がある。

ところが、審査の内容をみると一風変わっている。

・カーリングで使われる大きな石を投げることができるか
・ビリヤード台を片付けることができるか
・靴下を繕えるかどうか
・犬笛を吹けるか
・羊の毛を刈ることができるか
・栓抜きなしでビール瓶のふたを開けることができるか

お国柄がよく現れていると捉えればよいのだろうか?
これまでのパーフェクト観を覆すパーフェクトといっていいだろう。
罰ゲームのような力仕事の後に、根を詰めて靴下を縫う、最後は口にくわえたビール瓶の栓を抜いてパーフェクトゲーム。

視点を変えれば誰でもパーフェクトになれる。そんなことを教えてくれているのだと解釈したい。

僕も通勤の満員電車で行きも帰りも座れたとき、自分をパーフェクトな男と誉めてあげようと思う。

(N談)


2002/10/02  

キリスト教の街宣車が「永遠不滅の神様の大きな愛によって、人は死後に希望を持つことができる」と説いていました。


ところで、フリスビーの開発者、エド・ヘドリックさんが死去し、その遺灰は円盤型に流し込んで、フリスビーにされたそうだ。最近、遺灰をいろいろなものに加工する技術ができたらしく、なんと遺灰からダイアモンドを作ることもできるそうだ。

例えばお婆ちゃんをダイヤにし、それをネックレスにして身につけるとしたらどんな感じだろうか。ぼくが死んだら嫌がらせとしてそういうことをやってみたい気はする。

あるいは遺灰を加工して棺桶を作り、こっそり他人の葬式で使ってもらうというのもいいかもしれない。

あとは遺骨を粉状にして固めて、カルシウムサプリメントとしてコンビニで売るのも良いかも。


ぼくなりの死後の希望。

(総裁談)






2002/10/01  

今朝乗った電車の車両に、7人がけのところにに8人の人が座っているシートがあった。

ふつうは最後の8人目は座れないか、もしくは座れそうだったとしても座らないものだが、朝のラッシュの座席争奪の勢いの中で、最後に座った人が特定できないような状態だったのだろうと推測する。

8人は、みんな自分は最後の一人じゃないと信じていて、きつきつの状態でしかめっ面だ。端から見ていると、すごく滑稽な光景で、それを無視するように、ほんとうは7人がけだということ自体を認めないような雰囲気になりつつあった。

引っ込みがつかなくなっている状態だ。よくわかんないけど、中東の戦争って、こういう状態なんじゃないかと思った。

そうこうしているうちに一人が途中の駅で降りて正常な7人がけの状態になった。だが、ほんとうは7人がけだということを認めない事にしている以上、そうやすやすと「あー、やれやれ」と均等に7人で座る状態にできないでいる。またもや引っ込みがつかなくなっている状態。

なんとなくいっときの間、8人目の空間が微妙に空いた状態がつづき、さて、ほとぼりも冷めたし、そろそろ7人がけモードにシフトしようか、とそのとき、雰囲気をつかめていない初老の女性がその空間に座ってしまった。

よくわかんないけど、中東の戦争って、こういう状態なんじゃないかと、ふたたび思った。

(総裁談)






2002年9月のカモだより