●2004/07/30 |
家電に続いて、自動車もリサイクルが義務づけられるという。廃棄物を埋めたり燃やしたりするのももう限界。リサイクルはもはやあたりまえの時代だ。 ところで、夏といえば幽霊の季節である。しかしぼく自身は「あたし、霊感あるの」っていう人が苦手だ。幽霊なんていないよーだ。 だって、今まで死んだ人たちがみんな幽霊になってたらこの世の中幽霊だらけのはずだ。なんせ人類が生まれて以来今まで死んだ人たちの数だ。何千億って数だろう。地球上の空間はほぼぎっしり幽霊で詰まっているような状態のはずだ。霊感あるから見えるとかそういう問題じゃないと思う。 幽霊のためのスペースももう限界。つまり、輪廻ってリサイクルの思想なんだと思う。 (総裁談) |
●2004/07/29 |
きのうのカモだより林さんのをパクったんじゃないです偶然です、って言っても信じてもらえないんだろうなー。 --- 雑誌ではよくページ数表記が途中でなくなることがある。 特にファッション誌とかでは、広告や写真を多用したページなどでページ数が記されなくなることが多い。 30ページぐらいまで順調にページ数が打たれていたのに急になくなって、次にページ数が現れるのが50ページとか。目次によると読みたいページは40ページだったのに、ということがよくある。困る。 11時ぐらいまではこまめに時間を気にしていたのに、次気がついたら1時だった、という飲み会に似ている。終電は12時だったのに。 ページ数を表記しないでおいて、そういうページに限ってたいして面白くない内容だったりするのも飲み会に似ている。 (総裁談) |
●2004/07/28 |
プロ野球界が揺れている。 2リーグ制維持か1リーグ制にするかでもめていると聞いた。 ぼくが昔から不思議に思っているのはなぜ「セ」と「パ」なのかということだ。セントラルとパシフィックの頭文字なのは知っているが、なぜセントラルとパシフィックという組み合わせなのか、略すにしても「セ」「パ」って響きとして滑稽じゃないのか、というのが気になる。 「セ」「パ」なんてのが許されるんだったら、冒頭の問題も、折衷案として、体制は1リーグ制としてその名前を「ニ・リーグ」とかにすれば良いんじゃないかと思う。 (総裁談) |
●2004/07/27 |
女性用のトイレの前を通ると、うそくさい水流の音が聞こえることがある。 いわゆるトイレ用擬音装置「音姫」というやつだ。 しかし、どうだろう。音姫がなまじ大音量であるばかりに、トイレの外を通りかかった人にまで、行為の存在があからさまになってしまうのは。これは本来の音姫の目指すところと正反対ではないのか。音姫さえ使わなければ少なくとも外の人間にはなにも聞こえないというのに。 問題の一つは、音姫の音が明らかに本物の水流の音と違う、という点にあるように思う。しかし、ここで本当に水を流してしまっては元も子もない。 そこでぼくが提唱したいのがトイレ用擬音のネットワーク化だ。 広い世界のどこかには、音が鳴ってほしいと思う瞬間に、まさに本当に水を流している人が必ずいるはずだ。すべての便器にインターネットとマイクとスピーカーを搭載し、実際の水流の音を相互にリアルタイムで配信すればよいのだ。 自分が音が鳴ってほしいと思うときに、世界のどこかで用を足し終えて水を流す人がいる。個室にいても、わたしたちはひとりじゃない。なんだかロマンチックだと思う。 トイレ用擬音のネットワーク・ソリューション。 まさにソリューション、って感じ。 (総裁談) |
●2004/07/26 |
バレンチノって書いてあるバッグやトレーナーをよく見かける。いろんなタイプがあるので、おそらくそれぞれ別のブランドなのだろうが、どれもかなりしょぼい。 いったいバレンチノっていうブランドはいくつあるのか。そしてどうしてどれもしょぼいのか。 ポイントはバレンティノではなくバレンチノと呼ばれるあたりにあるのではないかと思う(*1)。 そして同名のブランドがいっぱいあるということは、バレンチノはイタリアの「田中」とかなのかもしれない。 喩えるなら外国で「タニャカ」と呼ばれているブランドということか。そりゃしょぼいにきまってる。 と思ったが、かわいいじゃないか、タニャカ。 --- *1 イタリア語だったら「チ」でよいのかもしれないが、よく知らない。 --- (総裁談) |
●2004/07/23 |
小中学生の夏休みの宿題と言えば、読書感想文だ。 このホームワークを不得意とするむきも多いと思う。ぼくも最低原稿用紙5枚は書くこと、といったような分量条件を満たすために「一行あけ」という水増しの手を使って先生にこっぴどくしかられたことがある。 ところで、夏と言えば海。そして海の男といえば「男」の代名詞だろう。山の男も男らしいが、海の男には一歩及ばず、といったところか。 過酷な海上での活動をこなす体力とスキル、そして日焼けした肌、など海の男には男の魅力がいっぱいつまっている。 リタイア後の金持ちがクルーザーを買って夜ごとに若い美女をはべらせての海上パーティーも、あるいみ男らしいとは思うが、やはりなかでも遠洋に船を走らせるタイプの海の男がもっとも男らしいのではないだろうか。「七つの海をまたにかける」という言葉がその象徴だろう。 しかし、この「七つの海」、いったい七つとはどの海のことだろうか。太平洋、大西洋、インド洋、までは思いつくがあと4つが分からない。 調べてみたところ、北太平洋、南太平洋、北大西洋、南大西洋、南氷洋、北氷洋、インド洋、らしい。 太平洋と大西洋をふたつに分けてカウントするのはずるくないか。確かに非常に大きな海で、北と南を制覇したら「こんだけ苦労したんだしさー、2つにカウントしようぜー」と水増ししたくなる気持ちも分からないではない。しかし、まったく男らしくない。「海だけに水増し」とか言ってもごまかされやしないぞ(*1)。読書感想文の一行あけと変わりない。それでも海の男か。 海にはまったく縁がなく、男らしさという要素もまったく持ち合わせていないぼくだったが、「一行あけ」を通じて海の男との接点が見えてきた。 --- *1 誰も言ってない。 --- (総裁談) |
●2004/07/19 |
今年は関東も例年より早く梅雨が明けたそうです。 ところで友人によく「宣言」をする人間がいる。 何年か前には「結婚宣言」をしていたが、いまだに独身であり、「禁煙宣言」の回数も数知れない。 本来、宣言とはこんなお手軽なものではないはずだ、と思う。有名どころでは「ポツダム宣言」「平和都市宣言」「脱ダム宣言」など、宣言には言ってしまったが最後あとには引けないシビアさがあるように思う。 しかし、「梅雨明け宣言」だけは別格だ。なにせ、宣言する人自身の決意は必要なく、もっぱらおてんとさまの具合によって自動的に決まるのだ。こんなカジュアルな宣言はほかにないと思う。 そのうえ一回宣言したら二度と梅雨が来ないかというとそういうわけではなく、毎年繰り返し宣言されるのである。 しかも、調べたところによると「梅雨期間の終了発表のことを俗に梅雨明け宣言というが、気象庁が宣言することによって、梅雨が明けるわけではない」と解説もされており、まさに宣言界を震撼させる新世代の宣言と言えるだろう。 物事を、強固な意志をもって決定したり、約束事をちゃんと守ったりすることが苦手なぼくだが、梅雨明けだけは宣言できそうだ、と思う。 (総裁談) |
●2004/07/15 |
ある種の上着のことを「ジャンパー」という。 いや、「ジャンバー」か。むかしからどっちかわからない。 「バグダッド」も「バクダッド」や「バクダット」とかと分からなくなる。どうやら「バグダッド」が正解のようだが、むかしは「バクダッド」って言ってた気がする。 たぶん、現在のバグダッドを表現するのにはこれぐらいの濁点が必要だ、ということで「バクダッド」だったのを「バグダッド」に変えたのではないかと思う。 今後「バクダッド」にもどり、さらに「バクダット」、究極的には「ハクタット」と呼べるよう、国際社会の理解と協力が必要なのだということだろう。 バグダッド市民を思うと共に、ちっちゃい「ッ」には点が打てない、という意味でも、一刻も早く平和が訪れることを祈るばかりである。 (総裁談) |
●2004/07/14 |
酔うと泣く人のことを泣き上戸、笑う人のことを笑い上戸という。こういう言葉があるということは、それだけそういう人がいる、ということなのだと思う。 ほかには脱ぐ人とか喧嘩腰になるひとや部長の悪口を言う人などがいるが、ぼくが気になるのは、お酒が入ると電話をする人だ。 酔っぱらいながら友人や知り合いに電話をかけ、隣で一緒に飲んでいる人に何の前ふりもなく替わる。しかもその人は電話先の人と知り合いじゃなかったり。よくいる。こういう人。 きっと携帯電話会社の収入の大部分はこういう「テレ上戸」の人の通話料で占められているに違いないと思う。 (総裁談) |
●2004/07/13 |
団地更新しました→ |
●2004/07/12 |
参議院選挙の投票率は56%程度だったらしい。史上3番目に低かった前回とほぼ同程度とか。 最近は投票時間を延長するなど、投票率を上げようとする工夫がみられるが、効果はいまひとつのようだ。 そこでぼくが提案したいのが「出口調査で嘘をついて速報待ってる候補者にぬか喜びさせよう」というキャンペーンだ。 最近の出口調査は精度が高く、出口調査の結果と実際の当落が一致していることが多い。これはつまらないと思う。 出口調査の結果から当選は確実です、と連絡を受けて、中継で「ばんざーい」とやってしまったあと、全部開票してみたら実は…っていうのを見るために、みんな出口調査で嘘をつこう、という試みだ。 すごく楽しそう。出口調査で嘘をつくためには選挙にいかなければならないのでおのずと投票率も上がるという仕組みだ。また、特に、現在投票率が低い若い世代にアピールするだろうというところも見逃せないポイントだ。 嫌がらせをしたいために投票をする世代の投票率の増加で、国が変わる。ステキだ。 (総裁談) |
●2004/07/11 |
AVのジャンルにはいろいろなものがある。 われわれに関連したところで、伝統的なものとしては団地妻というジャンルもあるが、ここのところの流行は女子中学生らしい。 その詳細についてはあずかり知るところではないので割愛するが、息の長いロングラン、女子高生に劣らぬ人気を博しているとか。 ほかに伝統的なものとしては「人妻」というものがある。このように多方面にわたるジャンルの棲み分けが細分化する一方で、複数のジャンルを組み合わせる複合技も見られる。 代表的なものとしては、たとえば「奥様は女子高生」というものだ。人妻モノの支持者と女子高生モノの支持者両方を取り込もうというメーカー側の巧みなマーケティング戦略の結果だと思う。 しかし、もっともマスを占め、かつ効率がよさそうな組み合わせの女子高生モノと女子中学生のものは両立しづらい。 「女子高生は女子中学生」。 法的な問題云々以前に、ここらへんが、女子中学生モノの限界だと思う。 (総裁談) |
●2004/07/09 |
中学生の時、同じクラスに「一生のお願い!」っていうのが口癖の女の子がいた。 当然友人達からは「一生のお願いは、通常一生に一回だけじゃないのか」と言われていた。それに対して彼女は「そのときそのときが前回よりもっと重要なお願いなのよ」とか反論していた気がする。 彼女はいまでも一生のお願いを続けているのだろうか。 と思っていたら、その後、彼女は天気予報に関係した会社で働いていると聞いた。そういえば、おとといも、昨日も、そして今日も、天気予報では「この夏一番の暑さ」と言っていた。この夏一番の暑さは、通常一夏に一回だけじゃないのか。 (総裁談) |
●2004/07/08 |
友人は高校が男子校だった。 ながらく、自分に彼女ができないのは男子校であるが故に出会いがないからだ、と思っていたが、彼女ができない本当の理由はどうやら自分自身に問題があるからであって、出会いの少なさ云々の問題ではないことに大学に入って気がついたという。 「薄々は気がついてたんだけどね」と彼は笑う(今も彼には彼女がいない)。 ところで、我々「住宅都市整理公団」にはほとんど読者や他のサイトの方々との交流がない。メールもめったに来ない。よそさまのサイトではいろいろな出会いが繰り広げられていると聞くが、ぼくらはさっぱりだ。 その理由は、ぼくらのこのサイトにリンク集がないのと掲示板がないことだ。 本当の理由はそういうことではないと薄々気がついてはいるが、このまま男子校にいて真実からは目をそらせておこうと思う。 (総裁談) |
●2004/07/07 |
佐世保の事件の現場である「学習ルーム」が撤去されるそうだ。痛ましい記憶を不必要に思い起こさせないための配慮なのだろうが、賛否両論あるようだ。 これが会社だったら、商談が失敗するたびに会議室を撤去しなければならなくなる。 すまん。不謹慎だった。 (総裁談) |
●2004/07/06 |
「規模の経済」という言葉がある。大量生産によりコストが削減されることを指す言葉だ。 ぼくが「規模の経済」と聞いていつも思い浮かべるのがコロッケだ。コロッケは家で作るとなるとすごく手間がかかってたいへんだが、店で買うと安い。きっと大量に作ると安くできるのだと思う。 コロッケを通じて知る規模の経済。自分でもこういう理解はどうかと思うが、それでも「ジャニーズにみるブランディング戦略」とか「信長にみる組織リーダシップ」とかよりはましだと思う。 (総裁談) |
●2004/07/04 |
オフィスのパソコンでは「い」と打って変換すると「いつもお世話になっております」と変換されるように登録してある。 ところで、悪魔には、魂と引き替えに3つの願い事を叶えてもらうことができるらしい。 世界から戦争がなくならないところをみると、いままで悪魔に世界の平和をお願いした人はいないようだ。 たしかに自分の魂と引き替えで、利己的な利益をぐっとこらえて世界の平和を願うのは簡単なことではない。また3つというのが微妙な数だ。これが10個ぐらいあったら最後に世界の平和をお願いできる余裕も生まれると思う。 あと、流れ星が流れている間に3回願い事を唱えると叶うらしいが、ここでも世界の平和を願いきれた人はいないようだ。 世界平和にかぎらず、あの短い時間に何事かを唱えられた人はいないのではないだろうか。 「あ!」って言ったらそれは「世界人類が平和でありますように」に変換されることになっていればよいと思う。 (総裁談) |
●2004/07/01 |
プレゼントキャンペーンなどで、賞品が携帯電話の場合、本体はプレゼントだが、回線契約料金や通話料は当選者の負担だ。あんまりお得な感じがしない。松坂牛プレゼント、などとは事情が違う。 ところで、木こりが池に斧を落としたら女神が出てきて「あなたの落としたのはこの金の斧ですか?銀の斧ですか?」ときかれ、正直に「鉄ですが」と答えたらなんか女神に感服されてご褒美に金の斧と銀の斧もくれた、という童話がある。 あれはまだ斧だったからよかったが、落としたのが携帯電話だったら、ゴールドの新しい本体もらっても回線契約料金や通話料は木こりの負担だし、であまりお得な感じがしない。メールアドレスも電話帳も入ってないし、だいたいゴールドの携帯って趣味悪いし。 ていうか、水に落としたら携帯電話は使えないし。 (総裁談) |
2004年6月のカモだより |