2003/03/30  

女性向けファッション誌の見出しに使われている言葉が気になる。

この春「モテ・パーマ」でいく!
「自分史上最高」のカレ自慢
「幸せ顔」メイク、7つのポイント
「姫モード」で町へ出よう!
「キメ服」着回し術の全て

とか。なんだかすごい日本語だが、カギ括弧に入れることでOK、ということなのだろうか。カギ括弧に入れることでそれらしく表現できるなら、03/24に書いた営業さんたちの下品な言葉も報告書で使えるのかもしれない。

この春、富士通と「ガチンコ」でいく!
「トップ営業」のNTT自慢
協議会への「仁義」、7つのポイント
「カッポジって」町へ出よう!
「シブチン」国土交通省の全て

個人的には『「カッポジって」町へ出よう!』が気に入りました。意味分かんないけど。

(総裁談)





2003/03/29  

ADSLによるネット接続を最高毎秒50メガにする技術が開発された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030324-00000157-kyodo-bus_all

カリフォルニアにあるセンティリアム・コミュニケーションズという会社が開発したものでその名も「エクストリームDSLマックス」とか。

50メガ程度で「エクストリーム」で「マックス」か。開発の喜びは察するが、ここであんまり派手にすると次の技術のネーミングの余地がなくなっちゃうのではと心配だ。

「超ウルトラスーパーエクストリームDSLマックス2」
「はぐれエクストリームDSLマックス 純情派」
「エクストリームDSLマックス ザ・ムービー」
「エクストリームDSLマックス Reloaded」
「エクストリームDSLマックス フルスロットル」

とかか。行き着くとこまで行き着いたら「エクストリームDSLマックス エピソード1」として遡ってみるという手もある。

ただし、それは9600ビットのダイアルアップになると思うけど。

(総裁談)




2003/03/29  

今回の戦争ではアメリカをはじめとする先進国が核兵器を保有していながら、それ以外の第三諸国が大量破壊兵器を持ってはいけないとすることを「先進国の思い上がりだ」と非難する声がある。

ところで。ちょっと前に恋愛小説で知られる出版社、ハーレクイン社が「理想のキス」を調査したというニュースがあった(*1)。米国、英国、カナダ、フランス、日本など先進18カ国の男女3598人を対象に行った調査だという。

結果、調査対象の多くの先進国ではイチゴ味やチョコ味の甘いキスがあこがれ。シチュエーションは「燃え盛る火の前」が人気だったそうだ(*2)

何を浮かれたことを言っているのか。

先進国の理想のキスは、燃え盛る火の前でチョコ味の甘いキス。先進国だけが大量破壊兵器を保有することの是非を問う前に、はたして本当に「先進国」なのかというところから議論した方がよいと思う。


---
*1
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20030207/K0007201911034.html
http://www.harlequin.co.jp/whatsnew2.php

*2
一方、日本の人気1位は「ミント風味」でシチュエーションは「静かな海辺」。先進国で大人気の「燃え盛る火の前」はひどく嫌われたそうだ。日本の常任理事国入りへの道のりは遠いと思った。

---

(総裁談)




2003/03/27  

以前、テレビでマリックが「ついに公開!スプーン曲げの種明かし」と銘打って芸能人にその極意を伝授していた。曰く

「物体支配力」
「集中力」
「瞬発力」

だそうだ。

こんなの種明かしじゃない。特に「物体支配力」。そんなのを「種明かし」と呼んでいいなら、あと「超能力」を付け加えてもいいのでは(*1)


---
*1
あるいは「友情」「努力」「勝利」とか「自由」「平等」「博愛」とか。

---

(総裁談)



2003/03/27  

ちょっとした不具合を何でもかんでも「バグ」と言う人がいる。

プリントアウトがうまくいかないのを原因も分からず「バグ」。ファックスが上手く送れないのもバグ。なんでも「バグ」といえばそれらしく聞こえる。会議がうまくいかなくてもバグ。伝票処理が送れてもバグ。タマちゃんを捕らえ損ねてもバグ。ホタテを撒いても、想っても見守ってもバグ。

あしたぼくが寝坊して遅刻したらそれもバグです。

これがIT時代。

おやすみなさい。

(総裁談)





2003/03/26  

一昨年に花粉症デビューした。そんなにひどくないので、ときどきマスクをするぐらいですが。

で、先日、マスクをして通勤をしたとき、地下鉄で窓ガラスに映った自分の顔を見て気がついた。

マスク
ヘッドホン
メガネ

耳、大活躍。ぼくの耳は何て働き者なんだろう。しかもヘッドホン以外は人様(鼻と目)のために働いているのだ(*1)

アリナミンか何かのCMでは、日本で一番疲れているのは目と肩と腰だそうだが、ぼくの場合は耳だ。しかも、本来の「音を聞く」という分野でではなく、物理的に疲れている。


ここは一つ、ねぎらいにピアスでもしてあげようかと思う。


---
*1
しかもみんなカタカナだ(*2)。

*2
よく考えたらメガネは漢字だ。

---

(総裁談)



2003/03/24  

以前、急遽代役として出席した会議がすごかった。出席者は社内でも有名なやり手の営業さんたちで、このひとたちが普段やってることというのが、経済産業省の予算で30億が云々という世界で、「日本を動かしているのは俺達、ヨロシク」っていう感じだった。

で、そもそも急きょ代役で出席、という立場もあり、良く分からない言葉が多かった。いや、SCMとかPFIとか「現代ビジネス用語辞典」とかに載っていそうな言葉でなく

「富士通とガチンコなんです」
「NTTがトップ営業をかけてくる」
「協議会のほうに仁義を切っておかないと」
「どうせ基幹系がカッポジルんでしょうから」
「国土交通省がシブチンだからなー」

とかいう言葉。分かんないです。なんのことやら。こういうのも「現代ビジネス用語辞典」には載っているんだろうか。

しかし言わせていただけるなら、これ見よがしに使っている様はちょっと小学生っぽい。他にも「そのプロジェクト、金のなる木はどこにあるわけ?」とかも言ってて、これ見よがしに使ったはいいけど解釈がばらばらで話が混乱していた

「金のなる木っていったら、どこの予算使うかってことでしょー」
「いやいや、どうやって儲けるのか、ってことですよ、やだなー」

いやいや、そこでもめるんなら普通の言葉使いましょうよ。

かと思えば

「その企画、ぜひ、やってちょんまげ」

とかいう駄洒落も普通に使われてた。いよいよ小学生だ。「やり手営業イコール小学生説」を唱えたい。

一方で、人が話しかけてるのに、ずーっとボールペンを分解しては組み立てている、とか、会議中なのに、携帯電話片手に部屋を出たり入ったりして落ち付きがない、とかいう特性も見受けられた。


この小学校、学級崩壊のようです。


(総裁談)



2003/03/23  

ぼくの会社では「〜部長」とか「〜主任」とかの肩書きがついていない人のことを「〜社員」と呼ぶ。書類などの肩書き欄には「主任」とかと並んで「社員」っていうのがちゃんと用意されている。これって変じゃないかといつも思う。

同じ感じで変だと思うのが「普通紙」ってやつだ(*1)。「光沢紙」とか「フォト用紙」とかグレードの高い専用用紙との区別として「紙」と呼んだんじゃなんだか分からないから「普通紙」って呼んでるのは分かるのですが。

さしずめ肩書きのないぼくは「普通紙」なのだろう。

そして部長が「光沢紙」にあたる、というのは理解ができる。あのテカリから言って。


---
*1
あと、「食パン」も変だと思う。

---

(総裁談)



2003/03/22  

妹が「草なぎくん」と言っているのが気になった。あのスマップの草なぎ剛のことである。

妹だけに限らず世間の多くの人が彼のことを「草なぎくん」と、くん付けで呼んでいるように思う。なぜくん付けなのだろうか。たとえば同じ芸能人でも大橋巨泉のことを、誰も「大橋くん」とは呼ばない。大橋巨泉と草なぎ剛とで一体何が違うというのか。

それはスマップか否か、という点に尽きるのだと思う。「中居くん」「慎吾くん・ちゃん」とかも呼ぶし。

そんな中でも、やはり「キムタク」は別格だと思わせる何かがある。キムタク。くん付けには収まらない何かが彼にはあるのだろう。キムタク。ていうか、くん付けするとキムタクンになっちゃうし。韓国のお惣菜みたいだし。キムタクン。

そして問題は稲垣吾郎である。みんな何故か彼のことだけは「稲垣くん」でなく「稲垣吾郎」と呼んでいるように思う。なぜなのだろうか。彼のどこに問題があるのだろうか。

くだんの事件のときに新聞・ニュース等で彼は「稲垣メンバー」と呼称され、ちょっとした話題になったが、今思えばこれは他に呼び名がなかったからではないか。今後の不祥事のこともふまえ、彼にはぜひともくん付け、あるいは「イナゴ」に挑んでいただきたい。


(総裁談)



2003/03/21  

団地データ更新しました。→

ちなみに今回更新した「春江町住宅」では住民会会長とか言うおじさんに撮影をとがめられた思い出があります。そそくさと逃げようとすると、その会長さんから通報を受けた管理人が来て「あの会長、口やかましいんで有名なんですよ。住民のみんなに嫌われててね。あんたらもミソだったねえ」と、なぜか同情された。

子どもの頃もよく入っちゃいけないところに入って怒られたものだが、同情されたのは初めて。住民と会長、そして管理人のややこしい人間模様を想像し、なんとなくしんみりしちゃって、Nと二人で、僕らも大人になったものだ、と思ったものでした。

ま、大人は団地めぐって撮影なんかしないですけどね。

ていうか、「ミソ」って。久しぶりに聞いたよ、管理人。


(総裁談)




2003/03/21  

仕事で請求が来た開発の見積もりを確認していたら、納得できない部分があった。本当にこんなに工数かかってます?と問いただした。

「かかってますよ、その部分の開発は○○さんも参加してましたから」
「いや、でも○○さん、いくつかの別件でも請求来てますけど。ほんとですか?」

子どもの頃、野球で人数が足りないときに使われる「透明」というのがどうにも納得できなかったが、なぜ納得できなかったのかその理由が分かった気がした。問題は人件費だったか。

(総裁談)



2003/03/20  

中学生の頃、初めて会った女の子に「いとこのアキラに似てる」とこちらの知る由もない理由で「アキラ君」と呼ばれ続けた、という経験をしたことがある。ぼくは「アキラ」じゃありません。

ところで先日、ニュージーランドの自然を紹介するテレビ番組で、とある山を「地元では『ニュージーランド富士』と呼ばれ親しまれています」というように紹介していた。

ニュージーランドの肩を持つ義理もないが、「アキラ経験」をした身から言わせてもらうと、これはものすごく失礼なことだ。

ていうか、「ニュージーランド富士」て。言うわけないじゃんニュージーランドの地元の人が。

(総裁談)



2003/03/19  

以前、会社の取締役のスピーチを聴いていたら、何回か「発足」を「はっそく」と言ったのが気になった。どうして今までの彼の人生で、そのことを注意してあげる人がいなかったのだろうか。たぶん偉くなってしまうと、それは違うよ、と誰も言ってくれなくなるのだろう。

ところでずっと以前、まだ世紀末だった2000年のNHKの朝のニュースで「21世紀に残したい言葉」を各界の著名人に尋ねる、というお手盛りな感じの対談コーナーがあった。そこでは、大御所の俳優(たいていNHKの大河ドラマによく出ているひと)などが「21世紀に残したい言葉はなんですか」と問われ、「努力」と書かれた色紙を見せる、といったような光景が繰り広げられていた。

で、このコーナーに久世光彦という脚本家が出てたことがあった。どうやら、NHKのお得意さんらしい。彼は対談の最中、ずーっと、片ひざを両手で抱えたポーズをとっていた。このポーズ一つとっても彼が偉い人であることが察せられる。

そして最後にいよいよ「久世さんが21世紀に残したい言葉はなんですか」と尋ねられ、彼はおもむろに色紙を取り出した。するとそこには、

「日本の美しい言葉を21世紀に残したい……久世光彦」

と書かれていた。

偉くなってしまうこと。それは、あんた、そりゃ違うだろ、と誰も言ってくれなくなることなのだと思う。


(総裁談)



2003/03/17  

朝のNHKニュースにて。

季節の風物紹介という一見ほのぼのとしたコーナーの中に悪魔が。スタジオから瀬戸内海沿岸のタコ漁の中継へと画面が切り替わる。小さな漁のボートの上にレポーターがいて、手には取れたてのタコが。

だらりとしたタコを見てさわやかな笑顔で一言、

「さっきまで元気だったのですが、いまはカメラの前でちょっと緊張しているのかな?」

ちがうよー、それは死にかけているんだよー。

宇宙に人間を釣って食べる宇宙人がいて、その宇宙人NHKが取材で酸欠でぐったりした人間を手に、同じ事を言ったらどうだろう。


ていうか、なんで漫画とかにでてくる宇宙人ってタコの形してるんですかね。

(総裁談)




2003/03/16  

いわゆるリストラや、同事業分野の会社同士の吸収合併などの話題はもはや珍しくないものになっている。この長引く不況の中、無駄な人員や部門・組織などは存在できなくなっているのだ。

しかし、一方で、本当に不況なのか?という無駄な人員を目にすることもある。その最たる例が「あるある大辞典」だと思う。とりたてて必要とも思えない3人の司会者。近年のこの番組が社会に与える影響は評価するにしても、どう考えてもマチャアキとヒロミはいらないのではないか。さらに言えば司会者以外のコメンテーターもまたリストラの対象になると思う。いらんだろう、あれは。あるある会員だけいればいいよ。

司会者が女性アナウンサーだけでは番組としての体裁上問題があるというなら、プラスもうひとりだけ番組の路線にあった堅実路線のタレントを起用すればよいと思う。立川志の輔とか。

なんだか同路線の別番組に似通ってきてしまうのであれば、思いきってコメンテーターも山瀬まみとかにして、吸収合併するのも手だと思う。

(総裁談)



2003/03/15  

「継続は力なり」という言い古された言葉がある。こつこつと何かをやり続けるのがまったくもって苦手なぼくは、この慣用句に対しては冷ややかな態度をとっていた。

しかし、中学生の頃「光GENJI」がスターダムにのしあがってくのを目にし、その正しさを実感したのだ。

だってよく考えてみてよ、光GENJI、だよ、光GENJI。キャーとか黄色い声あげるんじゃなくて、笑うところだろう、そこは。しかし、そんな違和感も光GENJI、光GENJI、と繰り返し聞かされるうちになくなっていった。みんな笑いをこらえるふうでもなく、ふつうに「光GENJIでは淳くんが好き」とか「ペンネーム『光GENJI大好きっ子』さんからのお便りです」などの言葉が交わされていくのを目の当たりにして、ああ、あんまりなネーミングでも繰り返していくと慣れてしまうものだなあ、と「継続は力なり」の言葉の正しさを痛感したのだ。

日記なんて3日と続かなかったぼくが、こうして毎日コラムを書き続け「継続は力なり」を実践していけているのは、言うなれば光GENJIのおかげなのかもしれない。すげえ嫌だけど、認めよう。大人だし。もうガラスの十代じゃないし。


そして最近では「デジタイヤ」が気を吐いていると思います(*1)


---
*1
よく考えてみてよ、「デジタイヤ」だよ、「デジタイヤ」。

---


(総裁談)




2003/03/14  

ずっと以前のこと。会社の最寄り駅のホームに

「痴漢は犯罪です」

というポスターが貼ってあった。よりによって隣は

「トライ アンド チャレンジ!!〜ふれあい強化月間〜」

というポスター。



でも、ぼくが一番気になるのは、「トライ」も「チャレンジ」も意味同じじゃん、っていうことです。

(総裁談)



2003/03/13  

靴下が枯渇している。

ぼくの部屋は非常に乱雑なので、いろんなものがなくなる。と思いきや、そうでもない。ただし例外はパンツと靴下だ。なんでだか、この二つのものはよくなくなる。パンツなんて、お風呂に入るときに脱ぐ以外は文字通り肌身離さず、の状態であることを考えれば他の物品よりもなくなる確率は低いと思うのだが、なぜか消えてしまう。

しかし、一方で、洗濯物ほど家中を頻繁に移動するものは無いこともまた事実。洗濯機からベランダ、そして収納場所へ。我が家を縦横無尽に大移動だ。やり手の営業さんみたいだ。

ということは、収納場所までもう一歩のところで行方不明になって返ってこないパンツ、それは営業さんにたとえるなら、外回りに出かけて会社の近所の喫茶店でサボっていて、オフィスに戻ってこないというところだろうか。

そんなパンツ、帰ってこなくていい。クビだ。


(総裁談)



2003/03/11  

まだまだ寒く、コートが手放せない。

冬が始まり、コートを着はじめるときに、一種なにかのあきらめに近い感覚がよぎる。あきらめ、というかそれは、ああ、このコートを3月ぐらいまで着続けるのね、という感慨である。いや別にこのコートが嫌いなわけではなく、ってゆうかむしろ気に入っているのんですけどね。

コートを着はじめることとはつまり、数ヶ月間外では同じ格好をし続けるということなのだ。コートは何着も持っていないから。当然コート以外の服は何種類かずつ持っているので、冬の「コート期」以外の季節にはこういうことは起こらない。

ここで「コート」を「女の子」に置き換える。結婚ってこういうことなのだろう、と思う。


って、以上、「大人の男っぽいコラムを書いてみては」と言われて挑戦してみました。書けば書くほどに山城新伍みたいになっていくのが不思議。

(総裁談)



2003/03/10  

最近よくその名前を耳にする国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長。彼をめぐって、ぼくも妹とこの緊迫した世界情勢について話し合ってみた。

「『エルバラダイ』って、日本語っぽいよね」
「三田線の駅にありそう」
「あと『エルバラ台小学校』とかもありそうだ」
「それを言う前に『エルバラ台団地』って言わなきゃ、団地マニアなんだから」
「あー、しまった。悔しい」

世の中にはいわゆる「妹萌え〜」な人々がいるらしいが、そういう彼らには実際の妹がいないに違いない、と、こういう会話を妹とするたびに思う。

(総裁談)



2003/03/09  

海外モノのテレビや映画では黒人の召し使いはなぜかズーズー弁だ。「おねげえしますだ、ごすじんさま」とかいう感じ(*1)。あれはなぜなんだろうか。どこの通訳がはじめにやったことなのか。

ところで、以前仕事でローマに行く機会に恵まれたことがある。道中、通訳の女性が同行してくれたのだが、彼女の出身が大阪であっため、通訳がすべて関西弁だった。

「『ほな、いきまひょかー』いうてます」
「『このパスタ、めっちゃうまいやん』『なにいうてんの、もっとうまいみせしってんねんど』て言うてます」

とか。おかげで、それ以来ぼくの中ではイタリア人はみんな関西弁で喋っている。


---
*1
ってゆうか、「おねげえしますだ、ごすじんさま」って書いてみて、これはズーズー弁ではないのでは、ということに気がついた。さらに言えばズーズー弁が何なのかすらよく知らない。

そして上の関西弁もかなり怪しい。

---

(総裁談)



2003/03/09  

世代で言えば、ぼくの年代は団塊ジュニア世代であり、夕焼けニャンニャンであり、キン肉マンであるわけですが。

以前、会社で打ち合わせにのぞみ、ぼくと同世代の初対面の2人の営業さんが、名刺合戦をはじめた。名刺合戦とは、相手の名刺から連想して、自分が今まで名刺交換した人の名刺を披露しあい、自分の人脈の深さを競い合うのだ。


「おや、○○とお仕事を。いやいや、先日そこの部長さんとちょっと食事に行きましてねえ、○○のキーマンでね、この人。ご存じです?」
「もちろん存じてますとも。それより、わたしはこの前この方にお会いしましたよ、この部長さん、ご存じですか?」
「あ、そうそう、○○といえばこの人はね…」
「いやいや、わたしなんか…」


という感じ。


そういえばぼくらはビックリマンチョコ世代でもあったな、と思った。

(総裁談)



2003/03/07  

ぼくは、家ではマック、オフィスではウィンドウズを使っている。最初に触ったのがマックということもあり、マックが好きだが、それほど熱心なマック信者ではなく、双方からあたしと彼女とどっちをとるのか、と詰め寄られたら、まあ、マックをとるかなあ、ぐらいのマックユーザーだ。

ところで友人からこんな報告があった。

『ウィンドウズで、おなじディレクトリ内でどんどんファイルを新規作成してくと、

新規テキスト文書.txt
コピー 〜 新規テキスト文書.txt
コピー 〜 コピー 〜 新規テキスト文書.txt
コピー 〜 コピー 〜 コピー 〜 新規テキスト文書.txt
コピー 〜 コピー 〜 コピー 〜 コピー 〜 新規テキスト文書.txt

「ピー 〜 コ」が出現!』


さっそくマックでも試してみたが

名称未設定
名称未設定のコピー
名称未設定のコピー 1
名称未設定のコピー 2
名称未設定のコピー 3

で、面白味に欠ける。



マックが負けた、と思った。


---
*
なんでだか昨日に引き続きまたピーコネタ。なんでだか。

---

(総裁談)



2003/03/07  

「コスモポリタン」という雑誌がある。いまでも鮮明に覚えているが、「総力立体特集」と題して「10年後のわたし、もしかして結婚していないかも」を特集していたことがあった。その特集の中で最も目を引いたコーナーが「おすぎとピーコ、叱咤激励」である。

この特集のテーマに関しては、この二人の意見はあまり参考にならないのではないだろうか。この二人が結婚していない(*1)理由を生み出す状況は、コスモポリタンの読者が置かれている状況とは大きくかけ離れているのではないか。10年後でも、日本の婚姻に関する法律はカリフォルニア州と同じようなものにはならないだろう(*2)

「総力立体特集」と銘打っているが、このかけ離れ具合が立体なのか。ちょっと、掘り下げ方が立体過ぎ。立体にも、ほどがある。



あるいは、二人が並ぶと、交差法で立体に見えるとか(*3)


---
*1
もしかして、結婚してたりするんでしょうか。あまり考えたくない疑問ですが。

*2
カリフォルニア州ではホモセクシャルの方々同士の婚姻が認められているそうです。

*3
平行法かもしれない。

---

(総裁談)




2003/03/05  

以前出張で行ったオフィスは工場のなかにある部門だった。打ち合わせの部屋のドアを一歩出ると、そこは工場だったりするので、普通のオフィスではあまりしない音が打ち合わせの間じゅうしていたのが印象的だった。

たとえば、コンビニに入ったときにする音楽と全く同じ音がしばしば鳴ったりして、なんか調子が狂ってしまう。打ち合わせの最中だけどヤンジャンとか立ち読みしなきゃならない気分。

あと、こういう音楽に混ざって、クイズ番組で正解の時に鳴る「ピンポーン!」って音もしていた。それが打ち合わせの最中、いいタイミングで鳴る。

「やっぱりこの予算では無理でしょう」
「ピンポーン!」
「いや、そんなことないですよ」
「ピンポーン!」
「いや、どう考えてもきついですよ」
「ピンポーン!」
「いや、工夫すれば何とかできるでしょ」
「ピンポーン!」

いやいや、どっちが正解なんですか。

で、打ち合わせが暗礁に乗り上げたところで

「いったん、休憩にしましょうか」
「ピンポーン!」

励まされているのだろうか。なんなんだろうか。とりあえずちょっとむかついた。



(総裁談)



2003/03/04  

大島6丁目団地を巡っていて気がついたことなのだが、大島駅前に「ラーメン大学」というラーメン屋がある。

他にも「ラーメン大学」というラーメン屋をどこかで見かけたことがあるような気がしたので、調べてみたところ、長野市から大阪、久留米まで全国に多くの「ラーメン大学」があり、これらは、株式会社ラーメン大学のフランチャイズ店であることが分かった。

この株式会社ラーメン大学のホームページを探したのだが、ないようだ(*1)。がっかりだ。なぜがっかりかというと、そのドメインは

「ramen-u.ac.jp」

ではないかと思ったからだ。残念。まあ、どっちにしろ株式会社が「ac.jp」ドメインを取得するのは無理だよなあ、と思っていたところ、富山や京都、所沢などには「ラーメン王国」というラーメン屋があることが分かった。

これは「.rm」という国別トップレベルドメイン利用の可能性が。所沢のラーメン王国だったら「tokorozawa.rm」だ。本来、南太平洋の島国ツバルのトップレベルドメインである「.tv」がテレビ局のホームページに使われたりすることを考えればこれはあながちありえないことではない。

と思ったらトップレベルドメインが「.rm」の国はないようです。残念。


ていうか、「.rm」って、リアルムービーの拡張子だ。じゃあ、後に引かないさっぱり系のラーメンは「.ram」、ずっしりと後に残るラーメンは「.rm」でどうでしょうか(*2)



---
*1
横浜スタジアムの向かいには「コーヒー大学院」という有名な喫茶店があるが、ここもホームページは持っていないようだ。残念。

*2
どうでしょうか、って、言われてもねえ。
(ストリーミング形式は「.ram」、ダウンロード形式は「.rm」だったと思います。分かりづらいコラムで申し訳ない)

---

(総裁談)



2003/03/04  

以前乗ったタクシーでのこと。目的地に着いて料金を払う段となり、740円に対して1000円札をだした。すると運転手は

「はい、じゃあ、260円ぐらい」

と言ってお釣を差し出した。なんだ、「ぐらい」って。気になって釣り銭数えちゃったよ。

年齢をきかれて、今年でちょうど27歳です。って答えている人にもあったことがある。なんだ、27歳で「ちょうど」って。

また、コンビニでお釣りもらうとき、ではおつり620円ちょうどになります。って言われたこともある。

で、なにが言いたいのかというと「柔道81キロ級」ってなに、ってこと。



(総裁談)






2003/03/02  

以前一緒に仕事をした課長さんで、すごく仕事熱心だった人がいる。ちっともうまくいかないプロジェクトで、一生懸命事態を収拾しようと孤軍奮闘していた。そうだ、こうしてはどうだろう、じゃなければああしては。

やんぬるかな、実際にはその課長さんが一生懸命に何かをやるたびに、事態が紛糾しているのが真相だった。そして、ため息をついて、どうしてこう、うまくいかないのかなあ、と彼はのたまう。

いやいや、原因はおまえだ。

ところで以前、あるゴミ処理場跡の土壌から基準値を超えるダイオキシンが検出された、というニュースがテレビであった。検査をしている様子の映像を見てみると、土壌のサンプルをとるための筒が、塩ビだった。

いやいや、原因はおまえじゃないのか(*1)

---
*1
それ以来、ぼくはその課長をひそかに「塩ビ課長」と呼んでいます。

---

(総裁談)



2003/03/01  

アメリカの救世主きどりに非難が高まる昨今ですが、もっとゆゆしき事態がここ日本で起こっている。浜田省吾の熱き歌声が世界を救うことになっているらしいのだ。
http://eg.nttpub.co.jp/news/20030218_07.html
これはPS2の浜田省吾のゲームで、なんでもコンサートパワーで世界を救うのだとか。コンサートパワーて。

他のどんなものに世界は救われちゃうんだろうか、と調べたところ、実に様々なものに世界は救われる予定だということが分かった。アメリカに気を取られていないで、こういう狼藉こそ安保理で取り上げて欲しいものだ。

●一杯のコーヒー(*1)
●少食(*2)
●関西の才能(*3)
●反すう動物(*4)
●海藻のヌルヌル(*5)


救われるほうにも、誰に救われたいか、どのように救われたいかを選ぶ権利があると思う(*6)




---
*1
「一杯のコーヒ−が世界を救うビジネス---国際援助をしながら収入を得よう!!」
ttp://www.cablenet.ne.jp/~n-s/c1.htm
最終的には世界はほったらかしで金儲けか。

*2
「あなたの少食が世界を救う--愛と慈悲のこころで生きる小食健康法のすべて」甲田光雄 著・春秋社
http://www.shunjusha.co.jp/book/71/71331.html
最終的には世界はほったらかしで自分の健康か。

*3
「関西の才能が世界を救う」日経エンターテーメント!2001年3月号

*4
「反すう動物が世界を救う」--琉球大学 農学部 生産環境学科の助教授の研究

*5
「海藻のヌルヌルが世界を救う。フコイダンのパワーを大検証!!」---あるある大辞典
http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search/arufukoidan/fu_1.html

*6
首尾よく救われても、後に孫とかに訊かれたときに困っちゃうと思う。

「おじいちゃんたちって、何に救われたの?」
「ええ、まあ、ちょっと、ハマショウにね」

とか。やだなあ。

日本テレビ的には

「おじいちゃんたちって、何に救われたの?」
「ええ、まあ、ちょっと、愛にね」
「愛って?」
「まあ、ペットボトルにいっぱい詰まった1円玉とか、かな」

とか。

でも、正直言って

「おじいちゃんたちって、何に救われたの?」
「ええ、まあ、ちょっと、ヌルヌルにね」

は悪くない。

---

(総裁談)




2003/03/01  

部長に呼びかけられた。

「今日は忙しいんか?」
「ええ、そりゃあ、もう」
「ほんまか、せやったらな、その忙しい合間をぬってやな、ちょっと打ち合わせに顔だしてほしいんや」

部長のこの「忙しい合間をぬって」は部署内では有名である。そのあんまりの傍若無人ぶりには一同苦笑い。いやいや、だから、忙しい、っつってんじゃん(苦笑)。ってところだ。

ところで以前、JRのいわゆる「マナー広告」に気になる表現があった。登場キャラクターは欽ちゃん。この時点でなにやらキナ臭い感じが否めない。曰く

男性:「お年寄りに席を譲りたいんだけど、なんだか照れ臭くて…どうしたらいいかな?」
欽ちゃん:「でも、勇気を出して譲ろうよ!きっと喜んでくれるよ!」

いやいや、だから、照れくさい、っつってんじゃん。それでどうしたらいいか訊いてるんじゃねえかこのやろう。ってところだ。

部長の発言にはどこか、ほほえましいものを感じるのだが、欽ちゃんには嫌なものしか感じない。これは欽ちゃんのタレント生命の限界か。

はたまた部長のタレント宣言か。

あるいは関西弁の勝利か。


(総裁談)



2003年2月のカモだより